◇Relaxation ページ8
◆side:Geek
「ちょっと弟くん！」
「あ、お兄ちゃん。何かあったの？」
「っ、今はゆーりくんの方か・・・」
弟くん、こうなる事分かってたんじゃないの？
まったくもう・・・
「・・・えーと、弟くんが調合した薬の資料とかって、あったりするかな？」
「もうひとりの僕の？ んー、ちょっと探してみる」
ガサゴソ、デスクを漁り出すゆーりくん。
ゆーりくんも弟くんも、医者の名前をコードネームにしてる。
だから薬の資料さえあれば、どんな薬を作ったのかが分かるんじゃないかな？
・・・まぁ、おれの憶測なんだけども。
「・・・ん、これかな？」
「それ、どんな薬なの？」
「えーと・・・」
見ている限り、結構厳重に隠されていた１枚の紙。
たぶんコレが、ソニックに渡した薬だと思うんだけど・・・
「精神を退行させる薬みたいだけど・・・」
「それって、大体どれくらい効くの？」
「まだ臨床してないみたいだけど、理論上は半日くらいみたい」
「そう・・・ありがと、分かったよ」
見せてもらった写真からしても、あの薬なのは間違いなさそう。
にしても弟くん、どーしてこんな薬を・・・
「・・・・・・・・・、」
「あっ、ラピくん」
「えっ？」
振り返ると、ドアから半分顔を覗かせているウサギちゃんが。
「どしたの？」
黙ったままでそこにいるウサギちゃん。
何か用事があるんじゃないか、って思ったんだけど・・・
「・・・えいっ、」
「わっ？！」
突然、顔に水を掛けられて。
「あっ、ちょっと！」
それを拭って目を開ける頃には、ウサギちゃんは遠くに走り去ってしまった後だった。
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NMダイキング担 - いつまでも待ってます！！続きが楽しみです！ (2019年8月14日 14時) (
レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白くて1から8まで一気に読み進めてしまいました！更新いつまでもお待ちしておりますので、こらからも頑張ってください！ (2019年7月23日 20時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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