◇Relaxation ページ4
◆side:Scope
最近ずっと、ラピとの接触を避けてきた。
俺が隣にいると、ラピは不幸になる。
そう思う気持ちがないと言えば、正直嘘になる。
でも、それ以前に。
俺自身が、いつの間にかラピに依存してしまってるんだ。
だから、離れなきゃ。
俺自身が、自立しなきゃ。
「スコープ、顔怖いぞ？」
「は？」
ある日、ソニックにそんな事を言われた。
「ほら、その顔」
「別にいつも通りだけど？」
「ま、いいけどさ」
苦笑するソニック。
もしかしたら、それを認めない俺に呆れてるのかも。
いや、俺も分かってる。
たぶん、気を張り過ぎてんだろうな。
だけどそれを認めると、自分の弱みを見せるみたいで。
それに抵抗があるから、無理に強がっちまうんだろうな。
「・・・ソニックは、自由だよな」
「？」
何となく、そう思う。
強いも弱いもしっかり表現していて。
それでいて、無理はしてない。
それが何となく、自由な猫を彷彿とさせる。
「・・・あのさ、ちょっと時間ある？」
「？」
「さっきケーキ作ったんだけど、たまにはスコープも甘い物食べよ！」
「そりゃまた、突拍子もないな・・・」
甘い物は、正直そんなに得意じゃない。
だけど、せっかくのソニックの誘い。
無下にすんのも気が引ける。
「・・・ま、たまには、な」
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NMダイキング担 - いつまでも待ってます！！続きが楽しみです！ (2019年8月14日 14時) (
レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白くて1から8まで一気に読み進めてしまいました！更新いつまでもお待ちしておりますので、こらからも頑張ってください！ (2019年7月23日 20時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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