スターチス (ページ24)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:28,329 hit

24 ページ24

咲『サッカーサークルにさ、かっこいい人がいて。今度、2人でご飯行くことになってさー！
脈あるかな～、あったらいいな～って！』

｢良かったじゃん！写真とかないの？その人の。｣

咲が見せてくれた写真のは人は、確かにイケメンだった。

ワイルドイケメンって感じの。

咲『Aは、なんか、ないの？』

｢なんか、とは？｣

咲『好きな人とか、気になる人とか！』

｢あ～。んー。｣

あ～とか、んーとか言って

考える素振りを見せたけれど、

実は真っ先に、怜央くんの顔が思い浮かんでいた。

｢分かんないな～笑｣

咲『分かんないってなに？笑気になる人はいるってこと？』

｢気になる？んー。気になっているのかな。｣

ブツブツと独り言のように言ったら

今度紹介してよね！あたし、授業だからいくね！

と咲は言い残して去っていった。

怜央くんのこと、どう思っているのか、自分でもよく分からなくなってきた。

喋りやすくて、

話していると、楽しくて

私の話も、うんうんと聞いてくれて。

笑ったり、拗ねたり、驚いたり、

そんな怜央くんをずっと見ていたいと思う。

これって何なんだろう。