・・３３・・ ページ33
・
催眠療法の日が決まった。
それまでに一度井ノ原先生に会っておこうと、大野の店の休みの日病院へやって来た。
まず二宮に会う。
3人で井ノ原先生の診察室までやって来た。
相葉は少し緊張している。
「イノッチせんせー、二宮です」
「はいよ、お前思い切り子供の呼び方だったな」
「ふふふ、いいじゃないですか」
「初めまして井ノ原です」
「初めまして、あ、相葉です」
「付き添いの大野です」
「今日は相葉くんの事色々教えてもらおうかな」
「僕の事ですか？」
「そう、生まれて今までの事」
「上手く喋れるか不安です」
「じゃぁ、こっちが色々聞いて答えてくれる？」
「はい」
相葉はまだ不安なのか大野の服の裾を掴んでいる。
まずはどこで生まれたか。
相葉は首を振った。
父親は生きていたか。
これは頷いた。
何才まで一緒にいたか。
4才くらいだと答える。
父親は厳しかったか。
優しいお父さんだった。
父親がいなくなったか亡くなったか。
その後すぐに今の愛人が、母親と付き合い始めた。
一緒に暮らし始めたのは相葉が高校生の頃。
それまでは通って来ていた。
高校生の頃には今の家に暮らしていた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SEN(プロフ) - めいさん» こんばんは。そう言っていただけて嬉しいです。短編ですが気に入って頂けたら嬉しいです。 (2020年10月28日 22時) (
レス) id: 083cc7bfe9 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - SENさん新しいお話本当にありがとうございます。マイページを開くたびにSENさんのお話がないかなと思っていたのですごく嬉しいです。SENさんの暖かい優しいお話が大好きです。続きを楽しみにしています。 (2020年10月28日 19時) (レス) id: b0a188705c (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - あのひさん» お早うございます。そう言っていただけると嬉しいです。愛され雅紀くん、頑張ります。 (2020年10月28日 6時) (レス) id: 66e7fdf5ce (このIDを非表示/違反報告)
あのひ(プロフ) - 久しぶりにSENさんの作品が読めるのが嬉しいです。SENさんの描く雅紀くんが大好きです。 (2020年10月28日 2時) (レス) id: 2bf0d880c6 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 瑠綺さん» コメントありがとうございます。久しぶり過ぎて可愛い雅紀くんの書き方忘れちゃいました。短編ですがよろしくお願いします。 (2020年10月27日 22時) (レス) id: 66e7fdf5ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SEN
| 作成日時：2020年10月27日 19時
