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「あの人もあまり笑わなかった」
「雅兄みたいだろ？」
「うん」
蓬莱はいつも旦那の影に怯えていた。
探しに来るのではないだろうか？
連れ戻されるのではないだろうか？
身を潜めるようにして働いていた印象がある。
松本や二宮が小さい時から施設で働いていた人。
施設の子供達は、職員にすぐに懐く。
構って欲しいからだ。
だが、蓬莱はそれさえも避けているようだった。
「冬だったろ」
「うん」
「寂しい最期だったよな」
「そうだね」
「見つけたのはサト兄だっけ？」
「多分、そうだったと思うよ」
施設の裏庭の大きな桜の木の根元。
雪の中で眠るように息絶えていた。
大野の両親に手紙を残し、自ら命を絶った人。
理由は大野の両親しか知らない。
松本と二宮が高校２年生の時の事だ。
「あの頃の蓬莱さんと同じだって言うんだ」
「大野さんが？」
「そう」
「まーくんに何かあったの？」
「判んねー」
「・・・消えちゃわないよね？」
「当たり前だ」
「でも、１人でしょ？」
「サト兄が一緒にいる」
「えっ？」
「雅兄のアパートに泊まり込んでる」
「・・・」
松本や二宮なら受け入れてもらえないだろう。
悔しいけれど、大野にしか任せられない。
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櫻葉栞 - SENさん» そうですか、ありがとうございます。私は基本、自分が出る小説ばかりを読んでいたので、少し気になって聞いてみただけですっ！すみません… (2015年4月27日 23時) (
レス) id: 0e45d56a59 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 櫻葉栞さん» こんばんは。言葉が足りませんでした。登場設定は出来ません。質問の答えになってますか？すみません・・。 (2015年4月27日 23時) (レス) id: 89dcd28b85 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉栞 - 質問なのですが、この小説に自分は出てきますか？ (2015年4月27日 22時) (レス) id: 0e45d56a59 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。少しずつ溶けていってますかね？それだと嬉しいです。続きも楽しんでくださいませ。 (2015年4月27日 19時) (レス) id: 89dcd28b85 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんばんは。雅紀の心にある大きな氷が少しずつ解けてきてますね。続きが楽しみです。 (2015年4月26日 22時) (レス) id: 8eb482458f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2015年4月7日 23時
