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「マサ、お疲れ様」
「ん」
「手が荒れてるだろ？ 軟膏を買って来た」
「ん」
「ほら、手を出して？」
「自分で出来る」
「だーめ」
「サト、もう帰って」
「あらら、何でよ？」
「施設の子供が寂しがる」
マサこと相葉雅紀はそう小さな声で言う。
サトと呼ばれた、大野智は笑いながら相葉の手を取る。
「今日、和が来たよ」
「そう」
「仕事が決まって喜んでた」
「ん」
「会いに行くか？」
「ううん」
同じ施設にいた和こと二宮和也。
大人しくて真面目なのに、どこの職場に行ってもすぐに辞めてしまう。
色が白くて、華奢な二宮。
どこに行っても虐められるようだ。
無理な仕事を押し付けられて、出来ないとバカにされる。
何度も仕事を変えて、やっと自分らしく働ける職場に出会ったそうだ。
暇ではないが、そんなに忙しくもない喫茶店。
オーナーは優しく、居心地がいいと聞いた。
「和は会いたがってたぞ？」
「別にいい」
「なぁマサ」
「ん？」
「俺の家で働かないか？」
「施設で？」
「そう、住み込みで働かないか？」
「嫌だ」
「まだ、あの子供達を見るのは辛いか？」
「・・・」
自分と同じ境遇の子供達。
小さな時を思い出すのだろうか？
施設を出てから顔を出す事はない。
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櫻葉栞 - SENさん» そうですか、ありがとうございます。私は基本、自分が出る小説ばかりを読んでいたので、少し気になって聞いてみただけですっ！すみません… (2015年4月27日 23時) (
レス) id: 0e45d56a59 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 櫻葉栞さん» こんばんは。言葉が足りませんでした。登場設定は出来ません。質問の答えになってますか？すみません・・。 (2015年4月27日 23時) (レス) id: 89dcd28b85 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉栞 - 質問なのですが、この小説に自分は出てきますか？ (2015年4月27日 22時) (レス) id: 0e45d56a59 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。少しずつ溶けていってますかね？それだと嬉しいです。続きも楽しんでくださいませ。 (2015年4月27日 19時) (レス) id: 89dcd28b85 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんばんは。雅紀の心にある大きな氷が少しずつ解けてきてますね。続きが楽しみです。 (2015年4月26日 22時) (レス) id: 8eb482458f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2015年4月7日 23時
