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「でも、あの男に狙われてるかもって・・」
「あぁ」
「僕はまた雅紀の負担になった」
「かず・・」
「いつもいつも守ってもらってばかり」
「だから？」
「うん」
「もう花田はいないよ？」
「今なら言えるかも」
強くなりたいと言っても、そんなに簡単な事ではないだろう。
それでも「自由」になった今ならば。
少しずつ変わっていけるのではないだろうか？
二宮もそう思っているのかもしれない。
大野はそっと二宮の頭を撫でて料理を再開した。
暫くして相葉が帰って来た。
３人で食事をしてる時、ふと大野は思い出した。
「そうだ、雅」
「何？」
「お前、何て呼ばれてたか知ってるか？」
「何の事？」
「残党狩り」
「さぁ？」
「鵺だって」
「何それ？」
「得体の知れない奴だってさ(笑)」
「ふ〜ん」
「警察じゃそう呼んでたらしい」
「大野さん・・」
「かず、心配すんな」
「でも・・」
「かず、ちゃんと雅に言いなよ？」
相葉には判らない一言を残して、食器を手に大野は席を立った。
何だと言う顔の相葉は二宮を見る。
唇を噛み締め、やがて小さく「後で」そう言う。
もう深夜にもなろう時間。
下からコーヒーを持って来た。
二宮は落ち着かない様子で部屋をウロウロしている。
窓を開けて相葉はタバコを吸っている。
「怒らないの？(笑)」
「今夜はいいの」
「俺に話がある？」
「あのね・・」
優しい兄は、嬉しそうな顔をした。
大きな手で何度も頭を撫でながら、弟の小さな身体を抱きしめる。
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SEN(プロフ) - ちえさんさん» こんにちは。 続編ですか？・・・・・・・いやぁ読者様の頭の中でお願いします(笑) (2015年7月30日 10時) (
レス) id: efdd22d586 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 読了しました。とても楽しかったです。続編を考えていただけると幸せです。 (2015年7月30日 9時) (レス) id: 943500eac8 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - まぁさん» お早うございます。重いものから解き放たれて、２人も変わって行く・・。それが嬉しいですよねぇ。あ・・あれ？ここがよく判りましたたね？(ﾉ∀｀)来ていただいて、ありがとうございます。 (2015年1月4日 9時) (レス) id: 9b8842bf72 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ - ニノちゃんを見つめるときにきっと目尻にシワを寄せて微笑んでる雅紀さんが目に浮かびました。みんなに見守られてニノちゃんがいっぱい笑えるようになるといいなぁ・・・。SENさん、お言葉に甘えてきちゃいました。めっちゃよかったです!!ありがとうございました(^O^) (2015年1月4日 9時) (レス) id: cea5d7ff39 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。終わりました。最後に出て来ましたねえ・・(笑) 読んでいただき有難うございました。 (2014年10月27日 8時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年10月15日 9時
