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少し前まで、苦しそうだった二宮と松本。
一緒に笑う事が出来なくて。
こんなに楽しいのに、雅紀はこんなに笑ってくれるのに。
「かずなり、じゅん、行こ！」
「どこ？」
「雅紀？」
「ばっちゃとこまで散歩！」
「はいはい」
「行くか」
３人は何でも屋に向かって歩いて行く。
雅紀は海を眺めながら嬉しそうな顔をしている。
二宮と松本はその両側を歩きながら、どこか眩しそうに雅紀を見つめている。
こんなに嬉しそうな顔を見ると昔を思い出す。
どこか懐かしく、ほんのちょっと胸が苦しく。
それでも今は楽しいと思える２人だった。
こうやって歩いた日がどれだけあっただろうか？
雅紀を真ん中に歩きながら、二宮と松本は顔を見合わす。
きっと思っている事は同じはず。
『大事な人を失わなくて良かった』
３人の胸の桜貝のペンダント。
どちらからともなく、それに目が行く。
「ばっちゃ！」
「おぉ、雅紀にかず坊も潤も」
「おばちゃん・・」
「散歩かぃ？」
「海が綺麗！」
「そうだなぁ」
「かずなりとじゅんと一緒にかにと遊んだ！」
「楽しかったか？」
「うん！」
「かず坊も潤も？」
「はい」
「とっても」
「かにはねぇ、泳げないの」
「そうだなぁ」
「まさきが助けてあげるの！」
「偉いな」
「うん！」
何でも屋のおばちゃんは二宮や松本の苦しみをよく判っていた。
笑えるようになった今を喜んでいる。
兄ちゃん達とは違う、雅紀の一番の友達。
お茶を飲み、砂山の蟹の話を聞き雅紀がひっくり返った話を笑いながら聞く。
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SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。両親にとって忘れられない日になりました。お母さんには辛かったけれど、やはり親子の絆でしょうかねぇ。 (2014年9月14日 22時) (
レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんばんは。さーちゃんも大きな壁乗り越えましたね。雅紀の料理を食べたり、川の字で寝たり、２人にとっては最高の休日ですね。 (2014年9月14日 21時) (レス) id: 72328cd3b4 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - まさきさん» お早うございます。 そう思って読んでいただきありがたいです。やっと呼んでくれました(^O^) (2014年9月14日 8時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - おはしょうございますぅ いっつもあったかぃ気持ちになりながら読ませていただいてますです(*^^*) 『とぉちゃ、かぁちゃ』嬉しいです 優しい気持ちになれました (2014年9月13日 10時) (レス) id: 7aab669516 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。みんなが悔しい思いをし、泣いた一日だったでしょうね。さすがに智お兄ちゃんですね(笑) (2014年9月9日 10時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年9月2日 10時
