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雅紀は突然立ち止まり、役場を振り返る。
二宮は雅紀の腕を引く。
また歩き出しながら小さな声で二宮に聞く。
「あの人だぁれ？」
「知らない」
「ふーん」
「雅紀！」
「じゅん」
「帰ろう？」
「ん」
心配で店にじっとしていられなかった松本が途中まで迎えに来ていた。
エプロン着けていつもの毎日が戻って来る。
ガタンゴトンと音を立ててた雅紀の包丁はコトンコトンといい音を出している。
雅紀の頭の中には、先日頭に浮かんだ「守る仕事」の事は消えている。
櫻井のために美味しいカレーを作る事だけ。
夕方、役場から戻って来た櫻井の両手には絆創膏。
それを見た雅紀の目に涙が滲み、、何度も櫻井の頭を撫でて「いいこいいこ」と言う。
櫻井が大丈夫だと言っても首を振り、カレーを食べさせてやると言う。
スプーンくらい楽に持てるのにと思う二宮と松本だが。
「雅紀がせっかく言ってくれてるのに？」
「翔さんを心配してるのに？」
「ニノ！潤！」
「しょーちゃん、あーーん」
「・・・」
「あーーーん」
「・・・ぁーーー」
「しょーちゃん、美味しい？」
「う、うん」
「くっくっく」
「笑うな！」
笑いながら店に大野が戻って来た。
「珍しいもん見たな(笑)」
「さ、智くん！」
「さとしーー！おかえりーー！」
「おう、ニノ、俺にもくれ」
「はいはい」
「雅紀、どうした？」
「しょーちゃん手、怪我してるの」
「ふーん」
「全然、大丈夫なのにさぁ」
「はい、あーーーん」
「・・・ぁーーー」
「ぐふっ」
「智くん、笑わないで！それよりさ、どこ行ってたの？」
「草原だ」
櫻井と二宮は雅紀の方を向く。
大野がどこにいるか判ったり、いきなり役場に現れたり。
首を捻るが深く考えるのは止める事にした。
いつもの雅紀の笑顔があればそれでいい。
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SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。両親にとって忘れられない日になりました。お母さんには辛かったけれど、やはり親子の絆でしょうかねぇ。 (2014年9月14日 22時) (
レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんばんは。さーちゃんも大きな壁乗り越えましたね。雅紀の料理を食べたり、川の字で寝たり、２人にとっては最高の休日ですね。 (2014年9月14日 21時) (レス) id: 72328cd3b4 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - まさきさん» お早うございます。 そう思って読んでいただきありがたいです。やっと呼んでくれました(^O^) (2014年9月14日 8時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - おはしょうございますぅ いっつもあったかぃ気持ちになりながら読ませていただいてますです(*^^*) 『とぉちゃ、かぁちゃ』嬉しいです 優しい気持ちになれました (2014年9月13日 10時) (レス) id: 7aab669516 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。みんなが悔しい思いをし、泣いた一日だったでしょうね。さすがに智お兄ちゃんですね(笑) (2014年9月9日 10時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年9月2日 10時
