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店には大野がもう来ていた、二宮の店は休み。
あぁ、何で自分は仕事なんだろうと肩を落としている櫻井。
挨拶をして食事をするが、どうも箸が進まない。
「しょーちゃん？」
「ん？」
「お仕事、行かないの？」
「行くよぉ〜〜」
「翔ちゃん、どうかしました？」
「別にぃ〜〜」
「翔くん、早く行きな(笑)」
「智くん、嫌いだから！」
『いってらっしゃい』
「行って来ま〜〜〜す」
いつもなら走って行く櫻井の足取りは重く、振る手は小さく。
それでも、雅紀には笑顔で役場に向かって行った。
雅紀はすぐには浜には向かわない。
遠く海を眺めている。
「ニノ」
「はい？」
「先を求めるなよ？」
「・・・」
「友達ってのを忘れるなよ？」
「はい！」
二宮はいつも胸に付けてる桜貝のペンダントを握り締めた。
「友達の証」
おばちゃんにも言われた。
難しい事は兄ちゃん達に任せればいい。
自分は雅紀と一緒に笑っていればいいのだ。
雅紀はリュックの中から画用紙を出して来た。
大野はそれを見て、自分も画用紙を取り出す。
２人で海の絵を描き始めた。
二宮は椅子に座ってのんびり２人の絵を眺めていた。
「かずなり」
「ん？」
「水の中は冷たいの」
「そっか」
「でもね」
「ん？」
「ちょっと気持ちよかった」
「よかったな(笑)」
「今度かずなりも一緒？」
「何が？」
「一緒がいい？」
「そうだな、一緒がいいな(笑)」
「うん！」
「俺も誘ってくれるか？」
「いいよぅ(笑)」
雅紀は嬉しそうな顔をして二宮を見た、大野を見た。
二宮は笑いながら優しく雅紀の頭を撫でてやる。
くすぐったそうに雅紀は笑い、再び色鉛筆で絵を描き始めた。
二宮は大野の顔を見た。
優しく微笑まれて思わず涙が出そうになった。
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SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。あの目玉のやつですね(笑)雅紀の料理の腕も上がるでしょうか？ 楽しみですね、期待しててくださいね。 (2014年9月1日 19時) (
レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - アリスさん» こんばんは。楽しみにしていただいて嬉しいです。終わりたくなくて悪あがきしてますが、書いては消しの繰り返しです(笑) このエピソードは入れちゃいかんだろうと自問自答の毎日ですわ・・。へんてこりんにならないよう温かくなれるよう頑張ります。 (2014年9月1日 19時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんにちは。翔くんのひきつった顔が浮かんできました(^^)雅紀の料理をいつか、むーちゃんとさーちゃんにご馳走する日が来ると良いですね。 (2014年9月1日 11時) (レス) id: ce57227e9b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - こんにちは。いつもいつも更新を楽しみに読み進めている反面、お話が終わりに近づいていくことが悲しい毎日でもあります。ですが、本当にいつもいつも、気持ちがふわっと、時にぐーっと、温かく、そして締め付けられ、そんな時間を頂いています・・☆ (2014年9月1日 10時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。頑張ってもらわないといけませんね。でも、彼らならきっと大丈夫と信じてます！ (2014年8月29日 9時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年8月20日 10時
