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雅紀が大野と浜で少し指を浸けた夜。
晩ご飯は何とか二宮に美味しく出してもらって帰って来た。
お風呂も入って布団を敷いて雅紀はごろりと寝転んでいる。
だが、まだ寝るには少し時間が早い。
ごろりごろりと布団の上を転がっている。
櫻井はそんな姿を見て、何かあったかな？
そう思ったが雅紀が言い出すまで待っていた。
仰向けになってじっと自分の手を見つめている。
「しょーちゃん」
「ん？」
「水ね・・」
「水？」
「冷たかった」
「・・・」
「でもね、ちょっとだけ気持ちよかった」
「・・・そっか」
「さとしの手はね、水の中でゆらゆらしてた」
「そうなの？」
「うん、まさきは・・見てた」
「ゆらゆらしてたの？」
「うん！」
櫻井は雅紀の隣りに寝転んでその手をそっと握った。
大きな１歩。
その場に自分がいなかったのが残念だが喜ばしい事。
怖がっていない。
気持ちよかったと言った。
もう今は櫻井に手を預けたまま眠っている。
布団を掛けてやって、そっと櫻井は隣りの部屋に移動する。
これは一言物申さねば。
「智くん？」
「電話して来ると思った(笑)」
「どうなのよ？どうなのよ？」
大野は浜での出来事を櫻井に事細かに話してやった。
電話口では「うを〜〜」とか「何で〜〜」とか聞こえる。
大野は肩を震わせながら酒を飲んでいる。
「俺が一番に見たかった〜〜」
「まだ指先だぜぃ？」
「でもでもぉ〜〜」
「後はニノだ」
「明日は智くんもいてくれるでしょ？」
「おぉ」
「雅紀がまた手を浸けるか判んないけど・・」
「あぁ、見ててやる」
「ニノが笑ってくれるといいね」
「大丈夫さ」
「でも、見たかったなぁ〜〜見たかったなぁ〜〜」
「翔くん、子供(笑)」
「智くん、嫌い！」
今日はまだ金曜日、櫻井は仕事に行く。
有給を取りたい気分で二宮の店に向かった。
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SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。あの目玉のやつですね(笑)雅紀の料理の腕も上がるでしょうか？ 楽しみですね、期待しててくださいね。 (2014年9月1日 19時) (
レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - アリスさん» こんばんは。楽しみにしていただいて嬉しいです。終わりたくなくて悪あがきしてますが、書いては消しの繰り返しです(笑) このエピソードは入れちゃいかんだろうと自問自答の毎日ですわ・・。へんてこりんにならないよう温かくなれるよう頑張ります。 (2014年9月1日 19時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんにちは。翔くんのひきつった顔が浮かんできました(^^)雅紀の料理をいつか、むーちゃんとさーちゃんにご馳走する日が来ると良いですね。 (2014年9月1日 11時) (レス) id: ce57227e9b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - こんにちは。いつもいつも更新を楽しみに読み進めている反面、お話が終わりに近づいていくことが悲しい毎日でもあります。ですが、本当にいつもいつも、気持ちがふわっと、時にぐーっと、温かく、そして締め付けられ、そんな時間を頂いています・・☆ (2014年9月1日 10時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。頑張ってもらわないといけませんね。でも、彼らならきっと大丈夫と信じてます！ (2014年8月29日 9時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年8月20日 10時
