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日曜日、食事が済んで布団も干して洗濯も済んだ。
櫻井は何をする？と雅紀に聞いた。
「しょーちゃん、まもっちゃに会いたい」
「ん？会いに行きたいの？」
「うん、お花持って行く」
「判った、お水忘れないようにね」
「うん！」
庭の花を少し切り、水筒に水を入れ木場の墓に向かう。
何かあると報告しに木場の墓に行く雅紀。
今回は何だろう？
前に行った時は料理を始めた時だった。
墓の前で嬉しそうに「しょーちゃんが美味しいって！」と報告していた。
雅紀が花を持ち、櫻井が水筒を持ち手を繋いで墓に向かう。
古くなった花を抜き、水を入れて新しい花を供える。
今日はただ静かに墓の前に座っている。
櫻井は何も言わず雅紀の後ろに立っている。
やがて・・。
「まもっちゃ、海見た・・」
「うん、あの時の海だった・・」
「あそこは綺麗だったね」
それはまるで木場と会話しているようだった。
櫻井の身体は微かに震えた。
声を掛けようとしても言葉が出ない。
ただ雅紀の背中を見つめているだけだった。
静かに立ち上がり、遠く海を見つめている。
櫻井が雅紀のそばに行くと薄っすら涙が滲んでいた。
それでもニッコリ笑って櫻井の手を引いて、墓を後にした。
何も変わらないようでどこか変わったのだろうか？
雅紀の日常は特に変わらない。
二宮の店では水を運び、土日は家で料理をする。
時々は大野と絵を描く。
字の練習もし、両親に手紙も書く。
あの日の木場との会話は何だったのだろう？
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SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。あの目玉のやつですね(笑)雅紀の料理の腕も上がるでしょうか？ 楽しみですね、期待しててくださいね。 (2014年9月1日 19時) (
レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - アリスさん» こんばんは。楽しみにしていただいて嬉しいです。終わりたくなくて悪あがきしてますが、書いては消しの繰り返しです(笑) このエピソードは入れちゃいかんだろうと自問自答の毎日ですわ・・。へんてこりんにならないよう温かくなれるよう頑張ります。 (2014年9月1日 19時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんにちは。翔くんのひきつった顔が浮かんできました(^^)雅紀の料理をいつか、むーちゃんとさーちゃんにご馳走する日が来ると良いですね。 (2014年9月1日 11時) (レス) id: ce57227e9b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - こんにちは。いつもいつも更新を楽しみに読み進めている反面、お話が終わりに近づいていくことが悲しい毎日でもあります。ですが、本当にいつもいつも、気持ちがふわっと、時にぐーっと、温かく、そして締め付けられ、そんな時間を頂いています・・☆ (2014年9月1日 10時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。頑張ってもらわないといけませんね。でも、彼らならきっと大丈夫と信じてます！ (2014年8月29日 9時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年8月20日 10時
