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「こーいち？」
「雅紀、喋んな、失敗する」
「ぶ〜〜」
「雅紀、ちょっと待ってようね」
「こーいち、まさきの・・」
「だから、喋んな！」
「しょーちゃん、こーいちが怒るぅ」
「雅紀、黙ってなさい」
「はぁーい」
革紐を半分くらいの細さに切っている幸一。
櫻井と雅紀はじーーーっと見つめている。
切れたと同時に大きく息を吐く櫻井と幸一だった。
桜貝を通すと、嬉しそうに手を叩く雅紀。
前の色とは違うけれど、大事なのは桜貝。
新しい革紐で雅紀の胸に揺れている。
「こーいち！ありがと！」
「おぅ」
「助かったよ、すまんな」
「いいさ、余ってるやつだったし」
「雅紀、良かったね」
「うん！」
「雅紀、次は切っちゃダメだぞ」
「判った！」
「ところで、何で幸一はこんなの持ってんだ？」
「持ってちゃ悪いかよ」
「いや、お前ペンダントなんかしてないじゃん」
「昔はしてた時もあったのさ」
「チャラい奴だったんだな」
「何おぅ？！」
「こんなに持ってるって事はいっぱい着けてたとか？」
「雅紀のそれ、返すか？」
「いやいや」
「しょーちゃん！こーいちにありがとは？」
「はい、ありがと」
「お前のは心がこもってねーわ！」
嬉しそうな顔をして帰って行く雅紀と櫻井。
「同じ革紐を選ぶんだな」
昔、手首にぐるぐると革紐を巻いていた雅紀。
幸一からもらった革紐で、雅紀のお気に入りだった。
今、雅紀の首に掛かっている革紐はその残りだ。
細くなった革紐を握りしめ、昔を思い出す。
ほんの少し、胸が詰まる思いがする幸一だった。
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SEN(プロフ) - 雅葵(*^◇^*)さん» こんにちは。翔ちゃんもおバカですねぇ(笑)可愛い雅紀がまた書けて嬉しいです♪作者もほっこり・・。 (2016年5月30日 13時) (
レス) id: 1808d14437 (このIDを非表示/違反報告)
雅葵(*^◇^*)(プロフ) - んふふっ、しょぉちゃんやっちゃいましたね〜。あまえんぼまちゃき、かわゆぃです（＾◇＾） 怪我したまちゃきは災難でしたが、のんびりとした日常感が伝わってきてほっこりします♪ (2016年5月30日 7時) (レス) id: 0db9575c42 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - るなさん» こんばんは。ふわふわタオルに突っ込む雅紀を見てみたい作者です(笑) 翔ちゃんはあまり余裕はありませんが、これくらいはね・・。本編では余裕はなかったと言ってますから(^^ゞ (2016年2月3日 19時) (レス) id: 5eed3ccf8f (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 雅葵(*^◇^*)さん» こんばんは。翔ちゃんも頑張ってます(＾◇＾) 小さな事、何でもない日常の事を嬉しく感じられるっていいですね。 (2016年2月3日 19時) (レス) id: 5eed3ccf8f (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - SENさん、久々の可愛い雅紀。ふわふわタオルに顔を突っ込む雅紀を怒れる人なんかこの世にいないでしょう！翔ちゃんも少しずつ余裕が出たのですね、ほんわり優しい日常が素敵です。 (2016年2月3日 9時) (レス) id: 238942a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2015年8月12日 21時
