【番外】綴くんが頑張る話 その２

前回から派生 ページ6

『....咲也くんはあれだ、「高校のとき、２年間クラスが同じだったんだけど、あまり話したことはなくて、結局卒業までこれといって話さなかったんだけど、すごくいい人だったなーっていうのだけ覚えてるクラスメイト」』

「長い。」

『....咲也くんの人生におけるモブになりたい。ぶっちゃけこのネタだけで２〜３本脚本かける』

「おお！」

『あと詩興もわく』

「それはいらないっすね」

『有栖川師匠可哀想....』


師匠泣いちゃうよ！....いや、あの人は、悲しみすら詩興に変えそうだわ。ってか、悲しみ依然の問題な気が....。

まあ、有栖川師匠かわいくて大好きなんですけどね！


『あ....でも待てよ、真澄くんのクラスメイトになるのもいいな』

「花高に二学年と三学年にAさんがひとりずつ....。........大惨事じゃないっすか」

『あんまりほんとうのこと言うな。悲しくなる....』


真澄くんのクラスメイト.......


『....あれだ。真澄くんが好きな人いるって噂が学校で流れてて、真澄くんファンクラブの友達に付き添っていろいろ探るんだけど、結局手がかりはなにもつかめず、でも、ひとりで帰る途中に、監督さんと真澄くんが歩いてるのを偶然目撃してしまって、真澄くんの雰囲気があまりにも学校にいるときと違ったせいで「ああ〜」って、なるだけのモブになりたい。学校で私だけが真澄くんの好きな人を知ってる優越感に浸る。絶対誰にも言わない。真澄くん本人にも話しかけたりしない』


「........こんなふざけた長文を理解出来てしまった自分が憎い」


『え、綴くんも夢デビューしちゃう？』


「ぜったいしません」




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「太一とかはどうなるんすか？」


『彼女』


「....え？」

『彼女』

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