臣くんといっしょ! ページ42
「A、」
『ん、なーに臣くん』
「頼みたいことがあるんだが....」
臣くんの手作り焼きたてアップルパイを食べようと思ったら、どうやら頼み事があるらしい。
私にできることなら、じゃんじゃん言ってくれたまえ!!
*
『へ、モ、モデル....?あれ、私に言ってるの?』
「ああ、もともと来る予定だった人が来れなくなってな。急遽、代役を頼みたいんだ」
『え、私なんかでいいなら全然やりますけど、え....?』
「そんな混乱しなくて大丈夫だぞ?ほら、もっと食うか?」
『た、食べる....』
頭はちゃんと機能してない癖に、アップルパイはしっかりがっつり食べるやつ。太る。
****
『葉星大学、中入るのははじめてかも。結構広いんだね』
「ああ。天馬が撮影で来て、迷子になったこともあるな」
『なにそれかわいい...』
しれっと撮影に使われてる葉星大学よ...。
私も迷子になんないように気をつけなきゃ!ちゃんと臣くんの隣にいよ!
「あれ、臣じゃん!誰その子、彼女?」
「よう。この人は彼女じゃなくて、今日の撮影のモデルだ」
『ど、どうも。こんにちは』
「へえー!めっちゃ可愛い、名前は!?」
『音峰、A...です、えっと』
「すまん、そろそろ行くから」
うげー、私こういう男苦手だじぇ....。とか思ってたら、臣くんが連れ出してくれた。
『ありがと!臣くん』
「おう。こうやってAに悪い虫がつかないようにしておかないと、俺が怒られる」
『あははっ、誰によ!?』
「ひとりしかいないと思うけどなあ....気づいてやれ」
『えぇ...』
**
『写真とるっつっても、なにすればいいの?』
「自然体のAが撮りたいから、できるだけ普段通りに」
『おっけ。じゃあ、猫被りはほどほどに、か....』
「結局被るのか」
『だって、被らないと死んじゃうし。素の私って、引くほどコミュ障よ?』
「信じがたいけどなあ」
『そりゃね!普段から何重にも猫被ってますから!』
「それ発展させたら、演劇できそうじゃないか?」
『いやいや、見てるだけで充分!』
*
『こんにちは。臣くんの紹介で来ました、音峰Aです。今日はよろしくお願いいたしま、ってわ!』
「....誰だ、ほどほどにって言ったのは」
『だって!しょうがないじゃんコミュ障なんやて!』
「よし、素が出たな」
『え、わ、わああ!やられた!!』
このあと、臣くんが彼女連れてきた、って大学で噂になって、綴くんが勘違い&嫉妬してくれる。
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カルパス(プロフ) - 幻想郷の神になってみたいさん» コメントありがとうございます!そのお気持ちだけですごい嬉しいです!!土佐弁いいですよね....!土佐弁勉強する話もいつか書いてみたいです、まず私が勉強しなきゃなんですけど!笑 (2018年2月11日 19時) (レス) id: 7a86aa088f (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - 今妄想02/11を読んで主人公ちゃんと某刀で歴史を守るゲームで推しが一緒なのが凄い嬉しく思いました…!土佐弁勉強しようよ。可愛いよ土佐弁。更新頑張ってください!綴君もカルパスさんも応援してます! (2018年2月11日 19時) (レス) id: 318f2e7d51 (このIDを非表示/違反報告)
カルパス(プロフ) - かかさん» こちらこそコメントありがとうございます!こんな私の趣味全開なお話でも楽しんでいただけたら幸いです(*´∀`*) (2018年1月28日 14時) (レス) id: 7a86aa088f (このIDを非表示/違反報告)
かか(プロフ) - 番外続編ありがとうございます!!これからも頑張ってください(*^^*) (2018年1月25日 20時) (レス) id: e2bd44bf0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルパス | 作成日時:2018年1月25日 20時