【番外】綴くんが頑張る話 その２

青年アリス　６ ページ14

『........あの、おふたりさん？』

「なに？」

「....なんか用」

『....』


ヤバいふたりが歌担になったとは思ってたけど....


『....あの、もうちょい楽しそうに歌いません？』


そこです。こやつら、「♪らんらららんらんらん」を真顔で歌いやがるのです。

いやそこ楽しそうに歌うとこー！小学生の音楽の授業レベルのことをなんでココまで来て....！


『至さん、やっぱスキップ練習してきてくださいよ』

「なんで俺の運動神経知ってんの？....綴か」

『うげ、これ言わなかったほうがよかったやつかよ....』




歌の練習、時間がかかりそうです。








＊＊＊＊


「ワタシはうさ耳より猫耳派ネ！」

『同感です。もっというなら狐耳が好きです』

「........ここで、犬とかじゃなくて狐を出してくるあたり、オタクだよね」

『え、オタクになんか言われた』

「うわうざ」

「狐耳もイイネ......」

『でも、極論いっちゃうと、耳よりしっぽが好きです』

「暴論野郎は帰れ」

「次の公演、ワキワキするヨ！」

『同感です』

「........Aとシトロンのワキワキは違うからね？」

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