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「A?」

亜美の言葉にあたしは我に返る。

「お金……」

そう言って亜美は五百円玉をあたしに差し出し て来た。

「あ……いいよいいよ!サービスするし」

あたしはお金を受け取らずにそう言った。 これ以上亜美と忠義を目の前に、笑えそうにな かった。

「でも……いいの?」

「いいのいいの!まだ回ってない所あるんでし ょ?早く行きなよ! いいなー…あたしも好きな人と回りたかったな ー」

あたしは声に出した後に、その言葉の意味に気 付き、言ってしまった事を後悔する。 さすがに今の台詞は亜美の前では言ってはいけ なかったと思う。

だけど、それに対する亜美の一言に、あたしは 呆然とした。

「Aも早く好きな人つくりなよ!そしたら教 えてね!」

一瞬聞き間違いかと思った。 どうしてあたしに好きな人がいない事になって いるのだろう。

確かに付き合ってるいのは亜美だし、あたしが 諦めなくてはいけないのは分かっている。 でも、さっきの亜美の言葉は、まるであたしが もう綺麗さっぱり忠義への想いを断ち切った様 だった。 あたし、いつそんな事言った?

「う…うん……」

あたしは今にも泣きそうな声で言った。

あたしの気持ちを全否定された気がして、悲し くなった。 悔しくなった。

早く、目の前から居なくなって欲しい。 あたしの涙腺が緩む前に。

「あのさぁ……早くどっか行ってくんね?邪魔 」

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ぐっちー∞(プロフ) - しょうたーしーさん» オッケーですwwこのキャラが不器用なんでうまくできるかわかりませんが頑張ってみますねww (2013年9月17日 0時) (レス) id: 3ed8109846 (このIDを非表示/違反報告)
しょうたーしー - うーん…今のやすは僕って感じじゃないんでww (2013年9月16日 23時) (レス) id: 58a129ca64 (このIDを非表示/違反報告)
ぐっちー∞(プロフ) - しょうたーしーさん» これから関西弁にしますね!あと、しょーたも僕がのほうがいいですかね? (2013年9月16日 15時) (レス) id: 3ed8109846 (このIDを非表示/違反報告)
ぐっちー∞(プロフ) - しょうたーしーさん» 分かりましたwew (2013年9月16日 15時) (レス) id: 3ed8109846 (このIDを非表示/違反報告)
しょうたーしー - この時を待っていました!! 大量更新ありがとうございます!1つお願いです、エイトメンバーはできれば関西弁がいいです、すいません。応援してます♪ (2013年9月16日 15時) (レス) id: 58a129ca64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐっちー∞ | 作成日時:2013年5月23日 22時

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