【新 世界樹の迷宮2】お話詰め合わせ【ファフニールの騎士】

海賊オーバー(ONE PIECEのクロスオーバー　中編-5 ページ27

「改めて、サンジだ。レディに手をあげる奴は死んでいい」
「物騒だろ、いきなりお前は！？…オホン、おれは海の戦士ウソップ！気軽にウソップ様と呼べ」
「…航海士の人、コックの人、鼻の人…、クロエ覚えた」
「それは覚えたって言えんのかぁ？まぁいい、おれはこの船の船大工のフランキー。船の事ならおれに聞け」
「次は私かしら、ニコ・ロビンよ。考古学者をやっているわ」
「……」
「おい、ゾロ！起きろお前の番だぞ」
ウソップといった青年が緑髪の男性を起こす、しかし中々起きる気配はない。
「いいわよ、ほっておいて。どうせその内起きるでしょ」
「ん？じゃあ、おれか？おれはルフィ！海賊王になる男だ！」
「…では、私たちの番ですね。改めてカレドニア公国、公女アリアンナと申します。よろしくお願いしますね」
「公女…？ってことはお姫様！？」
「ええ、お姫様です」
どっかで見たことあるなぁと小さく漏らすと隣からハハ…と乾いた笑い声。
「凄いなぁ〜、アリアンナちゃんはお姫様だったのか〜」
「…次はクロエ。…クロエ、ドクトルマグス。クロエ、お肉大好き」
「どくとる…まぐす……？」
あれ、と一瞬思ってからここは別世界だと思い説明する。
「ドクトルマグスっていうのは、味方を強くしたり傷を治したりする職業のことだよ。ちなみにアリアンナはプリンセスっていう職業ね」
手短に説明してから順番的に次に来るであろう褐色の青年を見る。彼の腕は鎧が外れており異形と化した手が見えている。少し心配だがどうか。
「ハリスだ。…フラヴィオとモカと同じミズガルズ生まれだ」
「次はおれだな、おれはフラヴィオ。レンジャーやってて主に弓術で敵を弱体したり、素早く動いて敵の攻撃避けたりしてるよ」
次は自分の番で自己紹介する。
「私はモカ。メディックで主にこいつらの怪我を治したり、体の様子見たりしてるかな」
「お、次はおっさんか。おれはパラディンのベルトラン。こん中で一番長く生きてるな」
こちらの紹介をしている時でも食事が運ばれてくる。どうやらメインは魚介類のピラフらしく、バターの良い匂いが漂ってくる。
テーブルの中心にはこんがりといい色をした鳥が置かれ、クロエとルフィが身を乗り出す。
「戻ったぞ〜」
「おや、お客さんですか」
ドアを見ると、チョッパーとその後ろにはやけにちゃらついた衣装を見にまとっているアフロの骸骨。
「ほ、骨がしゃべって…！？」
「大丈夫。悪魔の実の力だから…、ブルック、自己紹介して」

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