【新 世界樹の迷宮2】お話詰め合わせ【ファフニールの騎士】

苦労性の彼に感謝を　中編-3 ページ20

碧色の瞳がアーテリンデをい抜く。アーテリンデは俯きながら償う....方法....と呟く。
やがてどこか儚げな笑みを浮かべながら言った。
「あなたたちには、メイワクかけたわね。....ずっとどうやって償おうと考えても行き着く先は逃げるようなことばかり浮かんじゃったの、だけど気づけた気がする。考え続けることだってずっと....彼らのことを覚えていることも償う方法だって。....間違ってる？」
そう問いかけた彼女の顔はすっきりした面持ちで。なんとなく彼女は救われたんだと思えた。
「....人それぞれだし、私にはなんとも言えません。だけどそれはアーテリンデさんの償う方法も間違っていないし、誰も否定する権利はないと私は思ってます」
「....そう、ありがと」
そういったアーテリンデの顔はまるで向日葵のような明るい笑顔だった。

とそこですっかり忘れていた樹海へのお使いを思い出す。ハリスとベルトランに話すとベルトランはえ？忘れてたの？というなんだか変な表情をされた。おいやめろそんな表情を私に向けるなくださいという悲しみの思いでハリスの方へ逃げるように振り向くと、完全に忘れていたという顔をしていた。同士と思った自分を殴りたい。
と少なからずショックを受けていると。
「あなたたち、トウガラシ取りに行くんだったらさっきとったやつあげるわよ」
といつものような表情でアーテリンデもとい天使が持ちかけてきた。使い方は違うが、ありがたいにも程があるという気持ちだ。
ハリスと私が二人揃ってお願いします、トウガラシ下さいと言っていると、ベルトランが後ろで何か言っている気がするがどうだっていい。
夜の樹海はめんどくさいわ、唐辛子のある場所が場所で動けば怪我するわぶっちゃけ面倒くさいのだ。
かなり助かった。樹海軸を使っていってもおおよそ1時間ほどかかってしまう。
結局私たち3人は樹海に赴くことなく、目的のものをとってこれたのだった。

〜*執筆中*〜


大変お待たせしてしまって申し訳ありませんでした！
遅れたのにはスランプというか書きたいけどまぁ、いいか、という変な気分に長らく陥ってしまいました。最悪ですね
これからはのんびり更新になりますがこれからもよろしくお願いします。

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