『サテラとスバル』 ページ4
感傷に浸っているAだがしっかりと周りを見ていた。だがそれ以前に小一時間の捜索をしたにもかかわらずなに一つの成果もないという事に不満を持っていた。
エミリアも微精霊と会話しているのに男がずけずけと聖域に侵入し失敗。
Aも顔が知れた店などに行き情報収集をするがこれといって収穫は無かった。
そしてエミリアは微精霊との再コンタクトに失敗し肩を竦めている。
「ああ、そういえばまだ名前も聞いてないよね。自己紹介、しておく?」
「お、そういやそうだな、、んじゃ、ここは俺から名乗らせていただこう!
俺の名はナツキ、スバル!無知蒙昧にして天下不滅の無一文!ヨロシク!」
「それだけ聞くともう絶体絶命だよね。うん、そしてボクはパック。よろしくー」
友好的に差し出した手にパックは体ごと飛び込んでダイナミックアタック握手。微笑ましいと暖かい目でみる、そしてエミリアは驚いた様に目を瞬かせた
「精霊とこんなに気軽に接する人なんてホントに珍しい。…珍しいって言ったら名前もだけど黒い髪と瞳の色も、どこから来たの?」
「ふっ、いずれ聞かれると思ってたぜ。まぁ、パターンからすると東のちっさい国だな!」
_____ずっと思っていたのだ。その雰囲気、服装、持っているもの、ここの人達と違うと言わざるおえないと、だがそれはAにとっては懐かしいと思わせるものだった。
___もし、この男、スバルがそうだったとしたらどう説明しよう。信じてもらえるか?仮定だが彼はルグニカに来てまだ数日も立っていないだろう。文字も読めない、持ち物も役に立たない…今は大変な時期だと悟る
徽章がエミリア様の手元に戻ったら全て話そう。そして手伝ってあげようではないか、何もわからない子に優しく教えてあげる。自分の主のように、そして憧れのあの人のように。
「___スバルの話聞いてた?」
パックがAを心配するかのように話し掛ける。表情を緩ませ「勿論」と一言いう。小猫の精霊も同じく笑い返した。
「そういえば、飼い猫の名前は聞いたけど、君の名前は聞いてなかったなーなんて」
スバルが気勢を削ぐ覚悟の発言をする。話をまともに聞いていなかったパックとAは突然の事のように驚いた。それはスバルと会話していたエミリアも同じでかすかに驚いたように目を見開いた。それから少女は瞑目し、ほんの数秒の沈黙のあとで、
「__サテラ」
「家名はないの。サテラと、そう呼ぶといいわ」
そう言い放つ声は酷く無感情な声音だった。
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マオ(プロフ) - マリオさん» コメントありがとうございます！質問の返事ですが勿論います。ですが立場上からして恋愛にまで至るかと言いますとうーん…ですかね？でも、ゴールインさせてあげたいなと思っております！！ (2017年5月11日 11時) (
レス) id: d7377fb34e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - とても面白くて、いつも楽しみにしています！ちなみに質問です！夢主ちゃんはリゼロのキャラクターで恋愛対象or気になっているキャラはいますか？ (2017年4月28日 19時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます。嬉しい限りなのですが原作を元に書いているので私自身の実力ではありません…貴方様のご期待に添えるよう私自身頑張っていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。コメントありがとうございました!! (2017年3月30日 12時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - こんにちは。こちらの小説とても面白く拝見させて頂きました！主人公の立ち位置やストーリーの軸など他の小説とは一線を画す印象がありました。更新楽しみに応援させて頂きます、頑張ってくださいませ！(^^) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 5ef75048d5 (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 赤葦*棗さん» こちらこそこの作品を見ていただいて感謝しています！更新も頑張ってまいりますので温かく見守ってくれると嬉しいです!!コメントありがとうございます!! (2017年3月18日 10時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし x他2人 | 作成日時：2017年3月11日 2時
