『状況』 ページ30
「Aがエミリア様の護衛をしていなければ彼女の襲撃は防げなかった。自身では気付かないかもしれないが結果というものはそれまでの成果、その集大成なんだ。僕が駆けつけた時、確かにその場の全員が生きていた。それは君が、君達が立ち向かったからなのはわかるね」
ああ、声が出ないと言う言葉はこういう時に使うのか。声を出そうとしてもまず上手い言葉が浮かんでこない。他にいい伝え方見つからずラインハルトから目を逸らす
「___君は結果論だと切り捨てるかもしれないがこれは何も僕だけが思っている訳じゃない」
「それに君はその時出来る限りの最善策を模索し続けたんじゃないかい？」
…あの時はただエルザの猛撃を抑えて全員を救うことしか意識していなかった。
『___私は、何か成し遂げる事が出来たのでしょうか』
「…それは僕が言わなくてももうすぐわかるさ」
返答が思いもよらない言葉で思わず視線をラインハルトに移すと待ってましたと言わんばかりの笑みを浮かべ「さぁ着いたよ」と言った
ラインハルトの話に集中していたせいか外の景色を眺めていなかった
そのまま竜車を降りると事前に正門は開いておりそのまま屋敷に続いている。お互い終始無言のまま門道を歩く。その間に不思議と先程彼が述べた「すぐわかる」という言葉が胸に引っ掛かった
それはいったいどういう事だろう
少しずつ考え込んでいるせいか視線が下にいく。それでも足取りは変わらずラインハルトの後を追うと遠くからどこか聞いたことのある高らかな声が聞こえたような気がした
「____ぃ！__こ___せ!!」
「___のか!!!_こっ_ら__だせ!!」
それは段々と確信に変わり、そして疑問になった
『…あのラインハルトさん』
「どうしたんだい?」
『…聞きそびれていたんですがその機密事項とは…』
玄関前まで行くと扉をドンドンッと軽快に叩く音とともに怒鳴り声が響いた。
「だからアタシは帰るって言ってんだろ!早くここから出せ!!じゃなきゃアイツが来ちまう!!!」
「それは出来かねます、フェルト様。貴女様はこれから淑女の礼儀を会得していただけねばなりません」
ラインハルトはそう語りかけ笑みを浮かべつつ扉を開くと正面に立っている少女はこの世の終わりかのような表情を浮かべ…たかと思うと勢いよく扉を閉めた。
何がなんだか状況が追いつかない。唯一分かったことといえば
『私達、もしかしてですけど…追い出されました？』
「…そうみたいだね」
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マオ(プロフ) - マリオさん» コメントありがとうございます！質問の返事ですが勿論います。ですが立場上からして恋愛にまで至るかと言いますとうーん…ですかね？でも、ゴールインさせてあげたいなと思っております！！ (2017年5月11日 11時) (
レス) id: d7377fb34e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - とても面白くて、いつも楽しみにしています！ちなみに質問です！夢主ちゃんはリゼロのキャラクターで恋愛対象or気になっているキャラはいますか？ (2017年4月28日 19時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます。嬉しい限りなのですが原作を元に書いているので私自身の実力ではありません…貴方様のご期待に添えるよう私自身頑張っていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。コメントありがとうございました!! (2017年3月30日 12時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - こんにちは。こちらの小説とても面白く拝見させて頂きました！主人公の立ち位置やストーリーの軸など他の小説とは一線を画す印象がありました。更新楽しみに応援させて頂きます、頑張ってくださいませ！(^^) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 5ef75048d5 (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 赤葦*棗さん» こちらこそこの作品を見ていただいて感謝しています！更新も頑張ってまいりますので温かく見守ってくれると嬉しいです!!コメントありがとうございます!! (2017年3月18日 10時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし x他2人 | 作成日時：2017年3月11日 2時
