『選択』 ページ26
それを聞いたスバルの表情はまるで目から鱗を体現しているといってもいい。もしかして今の今まで気付いていなかったのだろうか、しかし今はその言葉を呑みこむべき時だと気持ち押し殺す
『それから色々あってとある方の養子になり騎士を目指す決心をして…エミリア様とはスバルさんの時のような出会いでしたね…私も彼女に救われて今ここにいるんです。
…案外私達って似てると思いませんか？』
「…ちょっとスケールがデカ過ぎて共感は持てねぇけど、もしかしたらそうかも知れねーな」
「てか、もしかしてAなら知ってるかも知れないのか?この__」
一瞬次の言葉を続けるスバルから音が消える様に感じた。瞬きをしていれば見えなかったかも知れない、しかし口元は微弱に___動いていた
だが言い止めた理由がわからない
しかし彼の背景を勘ぐるべきではないとAは早急に理解する、今の状況がわからないでいる自分自身より誰よりも己が戸惑っているように見えたからだ。またその瞳は嫌悪感をも宿している
「…ごめん何もない。やっぱり疲れがたまってるみたいだ…俺ってばエミリアたんを振り向かせることに精一杯で初仕事だってのに張り切りすぎたかな?」
『無理は駄目ですよ、今日はもうベッドで休憩なさってください。私は明日から王都に出掛けますが遅くても1週間で戻ってくるので何か気になる事がありましたら後日』
「あぁそうするつもりだ、でも今日はありがとう。Aのおかげで少し気が休まったぜ、改めてこれからよろしくな」
『こちらこそ、これからよろしくお願いします』
そうしてスバルは部屋を出た。やはり何か激励でもすべきだっただろうか…そう思ってしまう。
一瞬であんなにも絶望に駆られるとは…恩人でもあるスバルに手を差し伸べれなかったことを後悔する
だが直感で触れてはいけない、そう思った
たった一言「何を言いかけたの」と聞いたら彼は自分の事を疑っているのかとAのことを信頼しなくなるような気がしたのだ。
この時からお互いに不可侵領域を結んだと考えた方が早い。憶測だがスバルも気付いているだろう
『どうかこの判断が間違いじゃないように』
_____そう祈るしかない
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マオ(プロフ) - マリオさん» コメントありがとうございます！質問の返事ですが勿論います。ですが立場上からして恋愛にまで至るかと言いますとうーん…ですかね？でも、ゴールインさせてあげたいなと思っております！！ (2017年5月11日 11時) (
レス) id: d7377fb34e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - とても面白くて、いつも楽しみにしています！ちなみに質問です！夢主ちゃんはリゼロのキャラクターで恋愛対象or気になっているキャラはいますか？ (2017年4月28日 19時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます。嬉しい限りなのですが原作を元に書いているので私自身の実力ではありません…貴方様のご期待に添えるよう私自身頑張っていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。コメントありがとうございました!! (2017年3月30日 12時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - こんにちは。こちらの小説とても面白く拝見させて頂きました！主人公の立ち位置やストーリーの軸など他の小説とは一線を画す印象がありました。更新楽しみに応援させて頂きます、頑張ってくださいませ！(^^) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 5ef75048d5 (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 赤葦*棗さん» こちらこそこの作品を見ていただいて感謝しています！更新も頑張ってまいりますので温かく見守ってくれると嬉しいです!!コメントありがとうございます!! (2017年3月18日 10時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし x他2人 | 作成日時：2017年3月11日 2時
