『錯覚』 ページ25
___結局気持ちを整理できずにいたが
夕食を済まし自室に戻ったあと、自分が何の情報を提供できるか考えた。
実際のところ…深く考え込もうと思った時にトントンと、小さくノックが響き渡りスバルが来たことを知らせる
どうぞ、と少し力んで返事をすると入ってくるや否や疲れたの一点張り、その表情や身なりで本当に疲れたのだと伺えた
「それで?俺を呼んだ訳は当然アレですよね」
『まぁ私と同じ感性ならそうですね、
まずは改めて…私の主人を幾度も助けようと手を差し伸べてくださったこと、また一緒に立ち向かってくれたこと。再度、心より感謝します
そしてほんの数日で貴方の常識が覆ってしまったのではないでしょうか…これが思い違いならいいのですが
…少しでも貴方の手助けになれるのなら幸いです』
深々と頭を下げる。短くも伝えたいことは言えた。相手の表情は目視出来ないが「あ、えっと」と少し困ったかと思えば若干照れたようにも聞こえる
「___俺は、」
続けて出た言葉はAが確信にも近い疑問を抱いたもので…彼女の物事の優先順位が天変地異の如くひっくり返るような話だった。
「___俺は気づいたらルグニカ王国にいた。そして一番最初に手を差し伸べてくれたのがエミリア達で
…だから俺は当たり前の恩返しをしてるだけだ。
何度も絶望した気がするし何度も地を這った気がする
…それでも、彼女に会えてよかったと思うよ」
_____彼はやっと名前を知れたのか、良かった。
本当にあの夜を乗り越えたのだ、心からそう思えた
『…そう言ってくれて嬉しいです』
「けど俺はまだこの国を…この世界を何も知らない。だからA、教えてほしい」
『…ええ、承知しました。まずはこの世界の情勢からお話_』
「いや、それは自分で学べるから大丈夫だ。それよりもAがエミリアに仕えるまでが知りたい」
勿論言える範囲でいいんだ、と付け足すとスバルは気が抜けたかのようにそのまま後ろに倒れ込む。彼も彼なりに気を張っていたのだろう。もしくは1日の疲労のせいかもしれない
『じゃあまず…私が屯所前に現れるところからですかね。あの時は訳もわからずただ泣いていました』
「それってラインハルトが言ってた屯所か?それに泣いてたって何歳の頃だよ…お父さんが勤めてたとかか何かか?」
『いえ、1人でです。理由は未だわかりません。ただ友達と遊んだ後、家前の小さい路地を通り抜けようとしたその時、気づいたらそこにいました』
「_____え?」
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マオ(プロフ) - マリオさん» コメントありがとうございます！質問の返事ですが勿論います。ですが立場上からして恋愛にまで至るかと言いますとうーん…ですかね？でも、ゴールインさせてあげたいなと思っております！！ (2017年5月11日 11時) (
レス) id: d7377fb34e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - とても面白くて、いつも楽しみにしています！ちなみに質問です！夢主ちゃんはリゼロのキャラクターで恋愛対象or気になっているキャラはいますか？ (2017年4月28日 19時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます。嬉しい限りなのですが原作を元に書いているので私自身の実力ではありません…貴方様のご期待に添えるよう私自身頑張っていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。コメントありがとうございました!! (2017年3月30日 12時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - こんにちは。こちらの小説とても面白く拝見させて頂きました！主人公の立ち位置やストーリーの軸など他の小説とは一線を画す印象がありました。更新楽しみに応援させて頂きます、頑張ってくださいませ！(^^) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 5ef75048d5 (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 赤葦*棗さん» こちらこそこの作品を見ていただいて感謝しています！更新も頑張ってまいりますので温かく見守ってくれると嬉しいです!!コメントありがとうございます!! (2017年3月18日 10時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし x他2人 | 作成日時：2017年3月11日 2時
