『パックvsエルザ』 ページ19
「兄ちゃん。さてはまんまとアタシをはめたな?」
「なに?」
こいつらとグルだったんじゃないか、とフェルトに誤解されるスバル。彼とはと知り合いのうちに入るが仲間ではない。
エミリアは訳わからないと首を傾げた。
『グルではないですよ。仲間、でもないですし』
「小芝居すんなよ。堂々と徽章を取り返して、アタシの間抜けさでも笑うといいじゃねーか』
『徽章を渡してくれるのなら有難いです。でも貴女のことを蔑むなどしませんよ』
乱暴に金髪をかいて舌打ちするフェルトに眉を寄せるエミリア。そのエミリアを見てスバルは笑った。
理解し難いこの空気感でAはエルザが来る前に退散したいと願う。だがエルザの奇襲があると知らないエミリア達は話を進めるのだ。
そこに__滑るように黒い影が銀髪の少女の背後に忍び寄っていた。
「___パック!防げ!!」
『___パック!!』
本来なら、目の前で自分の主である少女の首がはね飛ぶ。そんな未来だっただろう。だが聞こえてきた音は鋼がガラスを割る様な音だ。
彼女の精霊であるパックが氷柱で間一髪守ったのだ。本来なら自分が守る立場だが間に合わないと過去の経験から学んだのだ。自身の無力とともに
「なかなかどうして、紙一重のタイミングだったね。助かったよ」
意味不明なスバルの怒声に続き、スバルは勢いよく声を出す
「___やっちまえ、パック!!」
スバルの期待に応えるべく、パックは自身の力をつかう。立ち尽くすエルザの周囲には全方面で取り囲むほどの先端が尖った氷柱が、二十本以上。
「まだ自己紹介もしてなかったね、お嬢さん。僕の名前はパック。____名前だけでも、覚えて逝ってね」
人間の掌並の小さな体。だがその体がやけに大きく見える。そしてAはパックがれっきとした大精霊なのだと改めて思った。
直後、全方位から氷柱による砲撃がエルザの全身に叩きつけられていた。
だが、ことがそう簡単に終わるわけではない。エルザは術式で命拾いしていた。身軽にステップを踏む体に外相は見えない。
スバルとロム爺が軽口を叩く中、戦闘は続行している。割り込む好きも見出せない戦闘はエルザの強さを示していた。
「戦い慣れしてるなぁ、女の子なのに」
エルザの身のこなしに攻撃している側のパックすら感嘆する。
パックと互角の相手に勝てるはずなどない。そう思うAだが、「互角なら、勝算はあるのか」とそう思い始めた。
それならとAは隣に立ち尽くす金髪の少女に話しかける。
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マオ(プロフ) - マリオさん» コメントありがとうございます！質問の返事ですが勿論います。ですが立場上からして恋愛にまで至るかと言いますとうーん…ですかね？でも、ゴールインさせてあげたいなと思っております！！ (2017年5月11日 11時) (
レス) id: d7377fb34e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - とても面白くて、いつも楽しみにしています！ちなみに質問です！夢主ちゃんはリゼロのキャラクターで恋愛対象or気になっているキャラはいますか？ (2017年4月28日 19時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます。嬉しい限りなのですが原作を元に書いているので私自身の実力ではありません…貴方様のご期待に添えるよう私自身頑張っていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。コメントありがとうございました!! (2017年3月30日 12時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - こんにちは。こちらの小説とても面白く拝見させて頂きました！主人公の立ち位置やストーリーの軸など他の小説とは一線を画す印象がありました。更新楽しみに応援させて頂きます、頑張ってくださいませ！(^^) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 5ef75048d5 (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 赤葦*棗さん» こちらこそこの作品を見ていただいて感謝しています！更新も頑張ってまいりますので温かく見守ってくれると嬉しいです!!コメントありがとうございます!! (2017年3月18日 10時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし x他2人 | 作成日時：2017年3月11日 2時
