『4度目の再会』 ページ17
重たい瞼をゆっくりと開く。眩しい光とともに映るのは銀髪の美少女。何故、と動揺するが考えても仕方がないと目の前の少女を見る。
「大丈夫?」
彼女の同じ問いかけに微笑むが内心飽き飽きしている。Aは聞きなれた問いかけに同じように返事を返した。
だがやはり運命というのだろうか、フェルトは人ごみの中からエミリアを狙って徽章を奪っていった。素早く、手慣れた手つきで一瞬の隙を見せずにそのまま走っていく。
盗品蔵では悲惨な結果が待ち受けていると前の過ちを振り返って、エルザと鉢合わせしないようAは貧民街にいるだろうとエミリアに提案した。
「ねぇ、どうしてAはあの子が貧民街にいるってわかるの?」
『そうですね、あの少女に少し見覚えがあったからですかね?』
貧民街にたどり着いたのは良いがやはり格好が目立つ。住民達は二人を睨んでいた。その瞳には嫉妬や妬み様々な表情が伺える。
たが怯んでいては元も子もない。エミリアにはイヤな思いをさせるがもうすぐでフェルトのねぐらに着く。それまでの辛抱だ
そうして奥へと向かうが、前方の方から何やら声が聞こえた。エミリアを待機させ一人薄汚い路地を覗き見る。
「__そんなに恐がらなくても、何もしないのだけれど」
「こわ…恐がるとか、してねぇよ?何を根拠にそんなこと…」
黒髪の女性と黒髪の男性がいた。女性の方は顔が見えないが、男性の方には見覚えがあった。そして、顔は見えないものの女性の方も独特な服装やその雰囲気から嫌な思い出が蘇る、そして女性はその元凶の相手に見えた。
Aは静かに立ち去りエミリアを安全な道へ案内する。
その男、スバルには悪いが自分達が見つかってはそのまま戦いが始まるだろう。勝つか負けるかの死闘を体験したAにとって一番避けたいのがスバルと話していた、エルザだ。
予期せぬ出来事だったがエルザが此方の後をついてくる様子はない。あの路地裏であったのはスバルはフェルトのところへ行くのだろう。そう思ったAは盗品蔵の近くへと素早く移動し、エミリアと共に身を一旦隠しことが収まることを待つことにした。
「…あの、なんで私達、隠れてるの?」
『貴女様の為にございます、エミリア様。ここなら蔵の中の声も聞こえますし、いざとなったら乗り込みますよ。ただ、賭けてみたいと思ったからです』
「意味わかりませんよね」と言うと小さく「うん」と返ってきた。
そして数分が経った頃、Aが待ちわびた人物が現れる。
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マオ(プロフ) - マリオさん» コメントありがとうございます！質問の返事ですが勿論います。ですが立場上からして恋愛にまで至るかと言いますとうーん…ですかね？でも、ゴールインさせてあげたいなと思っております！！ (2017年5月11日 11時) (
レス) id: d7377fb34e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - とても面白くて、いつも楽しみにしています！ちなみに質問です！夢主ちゃんはリゼロのキャラクターで恋愛対象or気になっているキャラはいますか？ (2017年4月28日 19時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます。嬉しい限りなのですが原作を元に書いているので私自身の実力ではありません…貴方様のご期待に添えるよう私自身頑張っていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。コメントありがとうございました!! (2017年3月30日 12時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - こんにちは。こちらの小説とても面白く拝見させて頂きました！主人公の立ち位置やストーリーの軸など他の小説とは一線を画す印象がありました。更新楽しみに応援させて頂きます、頑張ってくださいませ！(^^) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 5ef75048d5 (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 赤葦*棗さん» こちらこそこの作品を見ていただいて感謝しています！更新も頑張ってまいりますので温かく見守ってくれると嬉しいです!!コメントありがとうございます!! (2017年3月18日 10時) (レス) id: 9810e421d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし x他2人 | 作成日時：2017年3月11日 2時
