梶裕貴[学パロ] ページ5
「梶 こぐの下手ー!!」
梶「うるさいなぁ!Aが乗ってるからでしょ?!」
チャリンチャリーン…と自転車のベルが鳴る。
辺りは、よいこのチャイムの音と子供が帰っていく声に包まれていた。
Aと梶は同じ高校 同じクラス。
何かとクラスの中でも目立つ2人は、陰では付き合っていると噂されたりなんかもする。
実際 この2人は本当に付き合っていないものの、ちょっとばかし意識してしまうのは事実だ。
少しもどかしい関係である。
そんな可愛い関係の2人は、二人乗りをしながら夕焼けをバックに土手を自転車で漕いでいた。
たまたま部活の帰りが重なったのだ。
Aが後ろに乗って梶に捕まり、前の梶は必死にバランスを取りながら頑張って漕いでいる。
「うわっ…ちょっと梶さんほんとに転びそうなんだけど?!」
梶「俺は乗る前にできないって保険かけましたからー!」
「それ保険になってないし!!…っと、あ でもいけるかも。」
梶「…コツ掴んだ。いける。」
「流石や梶。」
そんなくだらない話をぽつぽつとする。
黙っていると、変にくっつくことに意識してしまって汗が出てきてしまう。
「あっついなー…」、「夏だかんなー」と他愛もない会話だ。
その会話一つ一つが耳から抜けていく。
しかし その会話すらなくなり始め、話題もだんだんと減っていった。
そこでAが「噂」の話を切り出す。
「ねぇかじー」
梶「あー?」
「あたし達 付き合ってるって噂されてんだって。ウケない?あたし笑っちゃった。」
あははと体を後ろに倒して笑う。
だがいつもなら茶化して笑ってくれる梶が中々返事をくれない。
不思議に思って「梶?」と名前を呼ぶ。
すると梶はAの方を見ずにただただ喋り始めた。
梶「俺…別に悪い気しなかったけど…。
いや…Aが嫌だったらそりゃちゃんと否定するけどさ……。
その…えぇと…うん…そーゆー事、なんですけど…。」
ポロシャツに汗が1滴滲む。
夕焼けの空と君の耳元がやけに紅くみえた。
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ミモ(プロフ) - リクエストいいですか?小野大輔さんが大好きなので、小野さんと初々しいカップルを書いていただきたく。書ければでいいのでよろしくお願いします!! (2019年4月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 蒼井翔太君大好きなので蒼井翔太君と甘系カップルでお願いしたいです (2019年2月6日 21時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
りょっちん(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» ありがとございます!楽しみにしています (2018年12月11日 8時) (レス) id: c5e78489ae (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - りょっちんさん» はじめまして!リクエストありがとうございます!かける人から順に書いていきますね! (2018年12月11日 0時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» リクエストありがとうございます!書ける人から順にちまちま書いていきます!お付き合い宜しくお願いします! (2018年12月11日 0時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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