彼らの本当の目的

第七十七和 ページ19

シルクside

なんだろうな...この胸騒ぎは...


真っ赤な月を眺め俺は眉をひそめた…


ン｢嫌な月だね…｣


苦笑いを浮かべるンダホ…

シ｢そうだな…｣

赤い月に目を逸らさず、見つめていた


ぺ｢何か…悪い事が起きるような予兆みたいだね…｣

メンバーは勘がいいから、色々助かる。

"予兆"


シ｢予兆か…予兆かもな…｣
マ｢はぁ？｣

シ｢悪い予感がする...｣


皆は俺に目線を移してまた月に戻した。


ダ｢お前の予感当たりすぎて怖いわ…｣

シ｢今回は当たってほしくねぇーよ…｣


当たって欲しくない。


何故なら…Aが関係するんだろう…

今日...彼女を見るたびに胸騒ぎがした...


この胸騒ぎはどこから来てるのか…


明日か…明後日か…


ぺ｢A…大丈夫だよね…｣

ザ｢なんで？｣

ぺ｢昨日と今日…A…なんか変だったから…｣


ダ｢アイツシルク系かもな…｣

シ｢へ？｣


ダ｢不安とか悩みとか本心を心の奥に溜め込むの…｣

シ｢俺か…｣

ン｢シルク系ね…｣


マ｢俺…銃とか手入れしてくるわ…｣

ン｢いってら〜｣


マサイも何か感じ取ってんのか？


俺は跳ねる心臓を押さえ赤い月を睨んだ。

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