茫然〜キュヒョンside〜 ページ6
キュヒョン『嘘でしょ？ヒョン…嘘だって言ってよ。Aが…？そんな訳ないじゃん
だって、Aは…Aは……。』
ヒョンは、顔を歪めて俺を見つめる。
ソンミン『僕だって嘘だと思いたいよ……。でも、日本の事務所の知り合いから聞いたんだ。』
体調の悪さと精神的ショックで、俺は上手く感情のコントロールが出来なくなっていた。
ふらつく足元。ボヤける視界。
香港の空港で、俺は動けなくなってしまった。
チョウミヒョンが異変に気付き、俺を支えてくれた。
マスクで表情がわからないのが幸いしている。
ヒョンは、熱のせいで俺がふらついていると思っていた。
チョウミ『キュヒョナ？大丈夫か？』
その様子は、ファンがTwitterにアップし瞬く間に拡がる。
マネヒョンとチョウミヒョンに抱えられるように車に乗り込み、急いでホテルに向かう。
そのまま部屋に入ると 鍵を掛けてベッドに横になった。
携帯を開き、電話帳からチャンミナの番号を表示させる。
何かの間違いであってほしい。
そんな願いは、会話の中で打ち砕かれた。
キュヒョン『チャンミナ…。Aが消息不明って…ほんとの話し？』
チャンミン『お前、どっから？』
キュヒョン『本当なんだ……。なんで日本に帰国したんだよ！
なんで担当外れるの許したんだよ？
Aは、Aは…、何しに日本に行ったんだよ？』
チャンミナを責めても仕方ないのは分かっている。
でも、俺の溢れ出した感情は止まらなかった。
チャンミン『Aが決めた事なんだ。スタイリストとしてステップアップするために、１年間日本に帰って学校に行くって。
社長と交渉して、俺が聞かされたのも、出発の少し前だ』
キュヒョン『Aの彼氏は？止めなかったの？許したの？おかしいよ。１年離れるって！
俺だったら…』
チャンミン『お前だったら…？お前だったら何だよ？言ってみろよ。今回こんな事になるなんて、誰も予想してない。
だから、二人はお互いを尊重しながら離れるのを決めたんだ。』
キュヒョン『…チャンミナ』
チャンミン『苦しんでるよ。毎日毎日。ヒョンは送り出した後悔と、消息がわからない不安と、探しに行けない苛立ちと。見て居られないくらい憔悴してるよ』
キュヒョン『…ヒョンて？』
チャンミン『ユノヒョンだよ。お前と別れてから、ずっとAを支えてた。』
こんな事になってから知るなんて…。
俺は、自分が情けなかった。
熱と涙〜キュヒョンside〜→←まさか〜キュヒョンside〜
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xiulove(プロフ) - この小説が好きです!!!それだけでも伝えたくて… (2019年8月24日 18時) (
レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - 返信ありがとうございます。先程も失礼しました。初めて読んだとき、おもいっきりのめり込んでしまいました。それからも急によみたくなり…続きを見つけては読んでという感じでした。無理はしないでください!!!待ってるといいながら矛盾してるかもですが… (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» 気が変わったらこのままか更新しますね (2019年8月24日 18時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - えっ( ・д・)そうなんですか(；ω；) (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» ありがとうございます。実は思うところがあり、このまま更新せずに、全部消してしまおうかと悩んでおります (2019年8月17日 19時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時：2014年5月15日 16時
