まさか〜キュヒョンside〜 ページ5
何も知らずにいた。
Aが、あの震災に巻き込まれていたなんて想像もしなかった。
震災のニュースを聞いた時、心が痛むと共に、日本の人々やファンの無事を祈りTwitterに呟きを載せた。
俺は、彼女が日本に帰国したことすら知らなかった。
ただ、東方神起のスタイリストがヨンスヌナに戻っている事に、多少の違和感があったくらいで…。
キュヒョン『最近Aの姿見ないですね』
ソンミン『そういえばヨンスヌナが戻ったみたいだけど。まだ、気になるんだ？』
キュヒョン『そりゃ、少しは…』
ソンミン『ふふ。お前はバカだからね(笑)』
キュヒョン『酷いですよヒョン！そこは…自覚してますから…』
ソンミン『他の担当になったとしても、見かけないのはおかしいな。チャンミナにでも聞いてみたら？』
そんな会話をしつつも、Mの活動で香港に長期滞在する準備に追われていた。
彼女は元気で、あの笑顔を浮かべて仕事をしている。
次会える時は、友達だと約束したのは数ヶ月前だった。
香港での仕事は順調で、毎日テレビ、ラジオ、雑誌の撮影と息つく暇も無いほどだった。
疲れは貯まっていたが、充実していた。
早く仕事が終わった日は、メンバーとパソコンを一つの部屋に持ち込みゲームをする。
思うように外出も儘ならない俺達は、こんな感じでストレスを解消していた。
なれないホテル暮らし。過密なスケジュール。韓国へ一時帰国し、またすぐ香港へ戻る。
そんな日々を過ごして１ヶ月半が過ぎた頃、俺はとうとう体調を崩した。
香港でも震災のニュースは流れていた。
時間が経てば経つほど、人々の関心は薄れて行き、最早この国でも気に止める人も少なくなっているのを感じられた。
ズズッと鼻をすすると、隣からスッとティッシュが伸びてくる。
チョウミ『風邪ひいたの？用心深いのに、珍しいね』
キュヒョン『エアコン付けっぱなしで寝てました』
ヒョンの冷たい手が 額に触れる。
チョウミ『少し熱いな。無理するなよ。』
顔色の悪いソンミンヒョンが、俺の肩を掴んだ。
もう片方の手には携帯が握られている。
ソンミン『キュヒョナ…ちょっといいか？』
空港の、人気の無い場所でヒョンの口から出たのは、思いもよらない事だった。
ソンミン『落ち着いて聞けよ。Aが……。あの震災から…行方不明だって…』
キュヒョン『嘘…。嘘だよね、ヒョン？』
俺は目の前が真っ白になって、全身から力がぬけてしまった。
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xiulove(プロフ) - この小説が好きです!!!それだけでも伝えたくて… (2019年8月24日 18時) (
レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - 返信ありがとうございます。先程も失礼しました。初めて読んだとき、おもいっきりのめり込んでしまいました。それからも急によみたくなり…続きを見つけては読んでという感じでした。無理はしないでください!!!待ってるといいながら矛盾してるかもですが… (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» 気が変わったらこのままか更新しますね (2019年8月24日 18時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - えっ( ・д・)そうなんですか(；ω；) (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» ありがとうございます。実は思うところがあり、このまま更新せずに、全部消してしまおうかと悩んでおります (2019年8月17日 19時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時：2014年5月15日 16時
