復帰 ページ32
１年ぶりの韓国。
帰国してすぐ社長に挨拶を済ませ、ヒチョルオッパと会った。
ユノに会いたくても、彼は日本だから事務所に行ってから連絡を入れる事にした。
打ち合わせは午後なのに、朝は早く目が覚めるし、久しぶりに仕事復帰するからか、少しだけ緊張していた。
日本に居た時は少しラフな服装をしていたけれど、さすがに１年ぶりの仕事復帰はそうもいかない。ましてや新しいグループの御披露目。
クローゼットから、ラフ過ぎず堅苦しくない服をチョイスしメイクをして早めに部屋を出た。
事務所までの道のり。あったはずのお店が無くなってたり、新しいお店が出来てたり。
ちょっと浦島さんの気分。
社員専用入口にいる守衛さんにセキュリティカードを提示すると、とても驚かれた。
そして、『おかえりなさい』の言葉がとても嬉しかった。
日本からのおみやげを持って企画室に入る。見知った顔が数名、デスクで仕事をしていた。
軽く会釈をして室長のもとへ歩を進める。
A『ご無沙汰しておりました。また、ご心配をおかけしました。只今戻りました。』
室長は、満面の笑みを浮かべ『おかえり。またよろしく』と優しくハグしてくれた。
自然に周りに輪が出来ていた。
そこには、ユナ、ヨンスさん、ヘビン。そして美里さん。
美里『もう……会えないかと思った…。あんな状態見たらAちゃんはダメかと思った。情報も無いし、連絡も取れないし…。みんな泣いて過ごしてたんだよ。』
みんなの気持ちが嬉しくて、心配をかけた事が申し訳なくて、こんなに想われているのが予想外で……。
謝りながら泣いていた。
A『また……。一緒にお仕事させてもらいます。１年のブランクがありますが、それを埋めれるように頑張ります。よろしくお願いします。それと、ただいま……。』
全員『おかえり〰！』
企画室の騒ぎが落ち着いた後、新グループの顔合わせが始まる前にと思い 喫煙室に向かった。
ここは…、いろいろな事があった場所。
キュヒョンと初めて会話を交わしたのも…。
ユノに泣き顔を見られたのも。
コーヒーを飲みながらそんな事を思い出して、タバコに火を付ける。
あの日、命を落とした人達の分まで精一杯生きて行こうと考えが変わった私。
そして、喫煙室を出た私の前に、呆然と立ち尽くす人がいた。
**『……なんで？なんで連絡しなかった？』
A『日本にいるんじゃなかったの？』
言葉にならない状態だった。
A『チャンミナ…』
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xiulove(プロフ) - この小説が好きです!!!それだけでも伝えたくて… (2019年8月24日 18時) (
レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - 返信ありがとうございます。先程も失礼しました。初めて読んだとき、おもいっきりのめり込んでしまいました。それからも急によみたくなり…続きを見つけては読んでという感じでした。無理はしないでください!!!待ってるといいながら矛盾してるかもですが… (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» 気が変わったらこのままか更新しますね (2019年8月24日 18時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - えっ( ・д・)そうなんですか(；ω；) (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» ありがとうございます。実は思うところがあり、このまま更新せずに、全部消してしまおうかと悩んでおります (2019年8月17日 19時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時：2014年5月15日 16時
