オッパ ページ3
社長『君はヌナが、日本に留学した頃にそっくりだ。僕はあまりに年下で、想いを告げる事も出来なかったけど…。あ！この話はヌナには内緒だよ』(笑)
笑いながら頷く。
A『社長 これから担当するグループは人数も多いですし、私自身モデルとしては、もう活動出来ないと思います。人前に出るのは、正直苦手です。スタイリストとして専念できませんか？』
社長『んー。君が居なかった１年、いろんなところから仕事のオファーは来ていたらしいが…。僕の見解は、モデルをやってる暇は無いと思う。』
A『じゃあ、これからは裏方のみで良いですね？』
社長『明日、所属アーティストと新グループの顔合わせがある。モデル部門のソン氏も出席予定だから、僕の口から話しておこう』
A『ありがとうございます。』
社長『明日スタッフの打ち合わせは午後からだから、それに間に合う様に会社に来るように。これからの君の頑張りに期待してるよ。それと、くれぐれも無理はしないように。何かあったら、僕がヌナに叱られる(笑)』
次の日 午前中から顔合わせがあるからと、社長は帰って行った。
帰り際、古い携帯に入っていたヒチョルオッパの番号を押してみる。
もしかしたら、サセンが酷くて番号を変えたかもしれない……。
コール音が、4回 5回。
A『オッパ…。私……。』
ヒチョル『誰？いたずら？知り合いの番号使うなんて、悪趣味』
若干声が怒っていた。
A『オッパ…Aだよ。ごめんなさい。音信不通で…。帰って来たよ。』
ヒチョル『本当にAか？何処にいるんだよ？どんなに心配したと思ってんだよ…。今から行くから…そっから動くな！』
最後の方は、オッパは鼻声だった。
数十分後、１台の車がホテルの前に滑り込んで来た。
懐かしい顔。
私を見つけるなり、その綺麗な顔が歪んだ。
軽く手を振った私に駆け寄ると、思い切り抱きしめられた。
ヒチョル『バカ。俺がどんなに心配したと思ってるんだよ。日本のあんな状況見たら、もうお前はダメだと……。』
言葉にはなっていなかった。オッパが泣いたのを、初めて見たかも知れない。
A『ゴメンね。携帯無くして、連絡出来なかった。ごめん……。心配かけてごめんね。』
久しぶりの再会は、お互いに泣きっぱなし。
日本で何があったのか、オッパは無理には聞いて来なかった。
オッパはわかっていたのかもしれない。私の壮絶な体験を……。
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xiulove(プロフ) - この小説が好きです!!!それだけでも伝えたくて… (2019年8月24日 18時) (
レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - 返信ありがとうございます。先程も失礼しました。初めて読んだとき、おもいっきりのめり込んでしまいました。それからも急によみたくなり…続きを見つけては読んでという感じでした。無理はしないでください!!!待ってるといいながら矛盾してるかもですが… (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» 気が変わったらこのままか更新しますね (2019年8月24日 18時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - えっ( ・д・)そうなんですか(；ω；) (2019年8月24日 18時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - xiuloveさん» ありがとうございます。実は思うところがあり、このまま更新せずに、全部消してしまおうかと悩んでおります (2019年8月17日 19時) (レス) id: 46991f216e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時：2014年5月15日 16時
