検索窓
今日:6 hit、昨日:17 hit、合計:182,789 hit

腫れた目 ページ5

ソンミンオッパと別れた私は、溢れだしそうな涙を我慢していた。

早足で衣装室に入ると 持っていたファイルを抱きしめ 崩れ落ちるようにズルズルと壁づたいに座り込んだ。

そして膝を抱えて泣き出す。


今さらオッパに言われて泣くなんて 思ってもみなかった。

まだどこかでキュヒョンを忘れていない。改めて思い知らされた……。


〔ガチャ〕っとドアの開く音。


でも顔は上げられない。


テミン『ヌナ どうしたの?具合悪いの?』

返事をしない私を覗き込む。

テミン『…泣いてるの?誰かにいじめられた?』

A『ごめんテミン。ほっといて…構わないで……。』

涙声で答えるのがやっとだ。

テミンはティッシュペーパーを私に差し出す。

隣に座ると その手で私の頭を撫でてくれた。

鼻水を啜る私を見る目は、心配してますオーラを放つ。

A『ありがと…。もう大丈夫…。』

テミン『ヌナ…。溜め込んじゃダメだよ。泣きたいなら僕の胸貸すから。』

妙に大人ぶった言い方に 私はクスクスと笑い出した。

A『テミンの胸じゃなくても 泣かせてくれる人はいるわ』(笑)

プクッと頬を膨らませる。

A『でもありがとね。もう平気よ。泣いたらスッキリした』

そんな訳はなかった。心の靄は消えてはいない。

A『テミン 何か用事だった?今日は企画室で仕事するけど?』


テミン『あ!ソンさんが探してたよ。ラジオがどうとか言いながら……』


しまった!すっかり忘れてた。

オッパとの会話で ラジオ出演の事が頭から飛んでいた。

テミンは、ソンさんの話しを聞いて私を探しに来てくれただけ。
新曲のダンスレッスンがあるからと メンバーのところに戻っていった。


泣き腫らしたのが明らかな目。

こんなんじゃソンミンオッパをまた心配させる。

私は少し濃いめのメイクをして メガネをかけた。

オッパやリョウクに気取られないように…。

早めに着いたラジオ局では ありえない企画が用意されていた。

ありえない事→←説教〜ソンミンside〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (154 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
267人がお気に入り
設定タグ:SuperJunior , キュヒョン , ユノ   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/  
作成日時:2013年12月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。