オッパとのデート ページ36
数日後、出かける支度をしながらインターフォンが鳴るのを待っている。
――――――――――――――――――――――――――
A『休みの最終日に、ヒチョルオッパと出かけるの。……いいかな?』
ユノ『ヒョンと?なんで?』
A『日本に帰る前に、デートしようって…』
ユノ『デート?!んー…、ヒョンには世話になったんだよね?あいつも寂しいんだと思うから…。しょうがないかな。』
――――――――――――――――――――――――――
そんなやり取りがあり、今に至る。
〔ピンポーン。ピンポン、ピンポン、ピンポーン〕
A『…うるさい……!』
ロックを解除すると、満面の笑みのオッパが入って来た。
ヒチョル『支度出来てるかー?おっ、中々いいじゃん。』
私の頭から爪先までマジマジと眺め、満足そうに微笑む。
A『お気に召しました?』
ヒチョル『上出来、上出来!さぁ、行くぞ!』
万が一の為に、地下駐車場から車に乗り込む。
A『…オッパ?車変えた?』
ヒチョル『俺のはバレてるから借りて来た。……社長から!』
A『…ふーん。えっ?ちょっ!社長の車!!』
やることのスケールが凡人には理解不能。
さすが、宇宙一大スターを豪語するだけあるわ……。
ヒチョル『さて、どこ行く?』
A『……普通、誘った人が考えるんじゃないの?行き当たりばったりなの?』
ヒチョル『俺に任せてくれるなら、其なりにプランは考えてるさ』
A『じゃあ聞かないでよ…』
それよりも、この人はこれで変装したつもりなんだろうか?
雑誌の撮影でもするような服装に、サングラス……。
芸能人オーラ、駄々漏れなんですけど……。
A『オッパって、どこ行っても目立ちそうよね……。ヒチョルが居ますって看板が動いてる感じ……』
ヒチョル『やー!そう言うお前も充分目立つぞ』
A『私は大丈夫よ。いざとなったら気配消すから!』
ヒチョル『あー。何だっけ?日本の……、黒い衣装着た。…忍者?』
A『ボキャブラリー無いなぁ。出るの遅いよ』(笑)
車内はお互いに、ボケと突っ込みの状態で笑いが絶えない。
私にとって、気の許せるオッパは一緒にいるとかなり楽だった 。
平日の昼間。普通の人は会社や学校に行ってる時間帯。
そんな中、車が着いたのは……、COEXアクアリウム。水族館だった。
そこには、面識のあるカメラマンの男性と、ヘアメイクの女性が待っていた。
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そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:慧 | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時:2013年12月15日 18時