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偶然〜キュヒョンside〜 ページ15

用事があってたまたま立ち寄った事務所。

最近カムバックした東方神起は、数々のテレビ番組に出演しているから、Aにも会う事はないだろう。

そんな俺の思いとは裏腹に 飛び込んできたAの後ろ姿。

〔声を掛けたらまた逃げられるだろうか…。〕

そんな事が頭を過った。

俺に気付かず歩を進める彼女。

自分の気持ちを一方的に押し付けてばかりいた俺は、ただその背中を見つめるしかなかった。

廊下の向こうから別グループのスタッフがAに声をかける。

**『Aさんお疲れ様。収録終わったの?』


A『終わったぁ。衣装を片付けにね』

そのスタッフは俺に気付いて視線をこちらに向ける。

**『キュヒョンさん お疲れ様です。』

その声に彼女が振り向いた。

そして言葉を発せず軽く俺に会釈し またそのスタッフと向き合う。

〔相変わらず避けられるんだ……。〕

その反応が予想通りで少し苦笑いを浮かべる。

二人の横をすり抜け出口に向かった。

背中越しに聞き慣れた声。楽しそうな会話を聞いてホッとしている自分に気づく。

俺は、彼女の悲しげな瞳と自分が拒絶されるのが怖くてずっと会う事を避けてきた。

Aから決定的な言葉を聞きたくなかったのもある。

ソンミンヒョンから言われた事で自分の中で何かが変わって来ている。

〔今なら、彼女の話を素直に聞けるかもしれない。〕

そう思った俺は 踵を返してAのいた場所に戻った。

キュヒョン『A……。』

驚いた表情で俺を見上げる彼女。

A『なに……?』

キュヒョン『君と…ちゃんと話したいんだ。時間取れないかな?お互いに前に進むために ちゃんと話すべきだと思うんだ。無理にとは言わないけど……』

A『そうね。逃げてばかりじゃいけないのかもね…お互いに……。近いうちに連絡するわ。』


何かをふっ切った表情で微笑む彼女。


キュヒョン『直接が無理ならヒョンを通してでも…』

A『ん…わかった。ごめん急ぐから……』

彼女の背中を見送りながら俺はポケットから携帯を取り出した。


キュヒョン『ヨボセヨ。今夜時間取れるか?いつもの場所で待ってる。』


それだけ言うと電話を切った。

もう1人。俺が傷付けた彼女との関係を清算する決心をして 待ち合わせの場所へと車を走らせた。

彼への告白→←少女の顔



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設定タグ:SuperJunior , キュヒョン , ユノ   
作品ジャンル:その他
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そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/  
作成日時:2013年12月15日 18時

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