Act.28 ページ16
話し合い場所に来た。
Aの側近として、アスランとレインが一緒に同行した。
リドルと傍にはマリアにそっくりな女性も一緒にいた。
A「…久しぶりです。リドル」
リドル「あぁ。お前と会ったのはいつ以来だ？」
A「４年前ですね」
リドル「…そんなになるか…で？」
A「あなたは何がしたいの？」
リドル「お前達を抹殺して世界の平和だ」
A「それは、出生での復讐？」
リドル「そうだ！」
A「…彼女は何？」
リドル「…忘れたのか？マリア・ジョリーだ」
A「…彼女は死んだ」
リドル「そうだったな？お前をかばってな！…ホント、お前の周りは死ばかりだな？死神じゃないのか？」
アスランは苛立っていた。
A「…そうかもね。真実を言いなさい」
リドル「マリアのクローンだ」
A「…あなたがあたし達のせいで苦しんでいたのだったら、安易にクローンを作ることを躊躇うんじゃない？そのクローンもあなたと同じ道を辿らせることになるのだから」
リドル「…フッ。こいつはただの俺の駒だ。死んだら新しい駒を見つければいい」
レインも苛立っていた。
A「…フッ」
リドル「…何がおかしい？」
A「結局、あなたもあたし達を作った諸悪の根源であるユーレン・ヒビキ博士と同じことをしているのよ？」
リドル「…なに？」
A「ヒビキ博士と同類のことをして、自分のやっていることを棚に上げてあたし達を復讐しているなんてとんだお門違いな復讐よね？」
リドル「うるさい！」
Aに銃口を向けた。
アスランとレインはリドルに銃口を向けた。
リドル側の人間もアスランとレインに銃口を向けている。
Aはポーカーフェイスを崩さなかった。
A「力任せでしか解決できないの？リーダーだったら、どんな時でも冷静の判断も必要とされる。
見たところあなたにはそれが欠けているようね？
だから先代はあなたにじゃなくあたしにルーツの代表を任せたんじゃないかしら？」
リドル「……お前、怖くないのか？銃口を向けられて」
A「怖くない。あたしは間違ったことは言っていないから」
リドル「……じゃ、死ぬか？」
A「討ちたければ討ちなさい。それがあなたの最後になるから」
リドル「話し合いなのにか？」
A「あたしは話し合いをしているのに、あなたが力でモノを言わそうとしているのだから、クズ以下ね」
リドル「…な、に？」
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作者名：瑠華 | 作成日時：2022年2月14日 1時
