Act.15-2 ページ31
バルト「さすが、ルーツ軍最年少トップの発言は違うな〜？」
A「あまり客観的に人を見れないから、政治に向いていないって言われますけど…ι」
バルト「そうだな。だが、国民には愛されているではないか？それは、１番大事なことだ」
A「褒めても、何も出ませんよ？」
バルト「美味しい珈琲もかね？」
A「それぐらいでしたら、お安い御用ですよ！…キラ、あたしも一緒に戦っていい？」
キラ「A…」
A「今度こそ本当の意味での平和になる為に！」
キラ「うん」
数日後、今後のことについて話をしていた。
A「これから、どうするの？」
キラ「まだ決めていないよ」
A「じゃ、トルコに行く？」
マリュー「え？」
A「トルコにルーツ本部があるんです」
バルト「しかし、あまり通信機器は使いたくないんだ」
A「わかっていますよ、だからあたしの通信機を使います」
キラ「Aがいいのなら、僕はいいよ」
ラクス「私もですわ」
バルト「まぁ、ここにこのままいるわけにもいかんからな…」
マリュー「そうね」
A「じゃ、通信してみます」
Aの腕にはめていた通信機を押した。モニターが出て、男が映った。
男「こちらルーツ軍本部」
A「認識番号１０７３５、A・エルマリード。今から本部に向かうから、許可を」
男「…許可します。お気をつけてお越しください」
A「ありがとう」
入港して外に出た。
派手なパレードがやっていた。
男「ようこそ！A様！」
A「派手だね？何の騒ぎ？」
男「何を仰っているのですか！ルーツ軍最高責任者である、A様のパレードですよ！」
バルト「ルーツ軍の代表！？」
キラ「Aが？！」
A「そうなの！？ι」
「「「え…ι」」」
一斉にAの方を見た。
男「はい！」
A「うそ！シオンかと思った！あたしより優秀だから」
トム「ったく、相変わらすだな？A」
A「トム！」
トム「久しぶりです、皆さん」
キラ「トムさん」
A「何で、ここにいるの？」
トム「本部の管理責任者だからだ！ご案内しますので、どうぞ」
会議室に向かう途中、
A「いつ決まったの？」
トム「俺達がヤキンに行っている間だ」
A「教えてくれれば、辞退したのに！」
トム「そう思って、前期のエトワール代表がAだけに伏せていたんだ。Aのことよく解っているぜ」
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作者名：瑠華 | 作成日時：2022年2月12日 18時
