Act.11-6 ページ16
ラクス「あのう、よろしければそのお話していただきますか?」
シオ「でもAには言わないでね?このことは、あたし達ルーツ10の皆とルカ、リックさん、カイさん、今亡きエリック様しか知らないの」
ルカ「シオン!」
シオン「Aにはバレなきゃ大丈夫だよ!それに…知っておいて欲しいから」
キラ「…ルカは知っているの?」
ルカ「…うん」
アス「教えてください」
シオ「ルーツ軍は訓練中にも命を落とすってこと知ってるよね?」
キラ「はい、それだけ入隊テストも厳しいって」
シオ「Aは、入隊テストにギリギリ受かったの。要するに最下位」
アス「しかし、首席で卒業したんじゃ…」
シオ「それは、ある事がきっかけでそうなったの」
ラクス「ある事?」
シオ「その年の入隊した兵は、200人。卒業出来たのは、僅か約50名。半分以上は、訓練中に命を落とした者だった。あたし達の仲間で、入隊テストを首席だった子がいたの。その子の名はマリア・ジョリー。Aの親友よ。
彼女はいつもAと一緒にいたわ。マリアは訓練中いつもAをフォローしていたの。
ルーツは基本的に、実弾も爆弾も本物を使うし、でも相手は高性能のロボットだから、人を殺すまではいかないけど、ロボットも実弾使用してるの。
そしてあたし達を殺すプログラムになってるの。だから、訓練中に死者が出るの。
約2年前ザフトと合同訓練の時があったの」
アス「ザフトと?」
シオ「うん、ルーツの代表は、歴代のルーツ10から選ばれるんだけど、代表がプラント出身とかだったら、たまにそうゆうことがあるらしい。
その合同訓練の時も、実弾は使用していたんだ。ロボットも実弾使っていたし、
でもプログラムは、ザフトの人もいるからいつもの『殺す』プログラムにはなっていなかったの。
ロボットを停止させれば、訓練終了だったの。
で、A達はロボットを停止させたんだけど、いきなり暴走しだして、Aを殺そうとしたの」
ラクス・キラ・アス「「「!?」」」
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作者名:瑠華 | 作成日時:2022年2月12日 18時