11.神ちゃんの思い ページ12
.
貴方side
「 何やってんだ、私… 」
大毅と別れて(というより勝手に私が別れた)、
人気のないところに。
クリスマスなのにこんな真っ暗でいいのか…。
そんなことより、大毅どうしよう。
あんなに人が多い所に残しちゃって。
いや、でも大毅が悪いんだよ、うんうん。
だけど、やっぱり悪いことしちゃったな…。
？？？
「 A！ 」
「 誰…？ 」
暗くてよく顔が見えない。
「 かっ、神ちゃんじゃん！ 」
神山
「 やっと分かった？
こんな所で何してるん？あれ、しげは？ 」
暴言吐いて喧嘩しました、なんて言える訳がない。
「 うん、まぁ、うん… 」
神山
「 …喧嘩でもした？ 」
その通りです。
何も言えない私に、神ちゃんは、
神山
「 俺でよかったら、話してや 」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神山side
神山
「 なるほどなぁ… 」
「 どうしたらいいかな 」
そう言って呟くAは、涙を流している。
それだけしげのこと好きなんやって痛いほど分かる。
“ 俺なら悲しませたりせぇへんよ ”
そんなこと言ったら、
Aともしげともきっと距離が出来てしまう。
「 こんなん嫌や…。
みんなに気使ってしまうし、
何より大毅のこと大好きやもん、 」
神山
「 じゃあちゃんとその気持ち、伝えなあかんよ？ 」
「 うん…、神ちゃんありがとう。
もう遅いし、帰るね。おやすみ 」
それだけ言って、Aは帰って行った。
ほんまにこれでよかったんやろうか、
相談乗って、アドバイスまでして。
神山
「 なんで泣いてんねやろ、俺… 」
そんな俺の呟きは遠くから聞こえる、
賑やかな街の音にかき消された。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおバナナ(プロフ) - 次回の更新も楽しみにして待ってます(^ ^) (2016年4月29日 19時) (
レス) id: f24c116c8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：か み に の み . | 作成日時：2016年4月24日 20時
