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2人が付き合うようになってからも、たまに邪魔しに行ったりしとった。
「なぁ、割と真剣に聞いてええ?
お前いつまで邪魔するん?」
ええやんけ。
こうやって一緒にいられるのは、僕のおかげでもあるんやし。
「お前の中では唐揚げイコール中間か!?」
……重岡先輩をからかうのも、けっこう面白いし。
教室から並んで出ていく2人のことを、後ろからじっと見る。
中間先輩は重岡先輩と一緒にいる時、本当に嬉しそうに笑う。
_____やっぱりそれは、本音を言うと羨ましい。
彼女の隣にいるのが、自分だったらええのにと。
思わないと言ったら、嘘になる。
でも、もうあの時のような失敗は繰り返さない。
気持ちは伝えない。
そう、決めたのに。
この人はどうしてこう、無防備なんやろう。
屋上で悲しそうな後ろ姿を見つけて、目隠しした。
「きゃっ! 重岡……」
喜んだ顔。
の後、一瞬でがっかりしたような顔。
「……何や、小瀧くんか」
何やとは何や。
「すみませんね、あなたの王子様じゃなくて。
ここに来るのが見えたんで来たんですけど、お邪魔でしたか」
僕の事なんて何とも思ってないのは知ってるけど、そこまで露骨に態度に出されると、ちょっと落ち込む。
どうやらケンカしたらしい。
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ちょこ。(プロフ) - 風勝健葉聡さん» ありがとうございます! 頑張ります! (2018年6月10日 12時) (レス) id: 79f5153a67 (このIDを非表示/違反報告)
風勝健葉聡 - お疲れさまでした!最後まで楽しく読めました!次の作品もファイト!です! (2018年6月10日 10時) (レス) id: 76eeaa7b1e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - ひよこまめ?さん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年5月26日 22時) (レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ?(プロフ) - 切なくて泣きそうになりました(TT) これからも頑張ってください!!! (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9e788f267a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - りんさん» ごめんなさい〇rz (2018年5月4日 8時) (レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこ。 | 作成日時:2018年4月29日 11時