嘘ツキ彼女とニセ彼氏。番外編

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彼女達は断られてもしつこく食い下がってくる






｢ええやーん！1年の頃は遊んどったのに！｣







｢俺は真面目になったんやって！
てかお前彼氏出来たとか言ってへんかったっけ？｣







女の子がパシパシ重岡の肩を叩く







｢そうそう！聞いてや〜！
付き合っとったんやけど〜、アイツまじウザくて別れてん！せやからシゲ遊ぼうや｣







｢遊ばへんって｣







まぁちゃんと断っとるみたいやし、気にしない、気にしな…。







｢ひどーい！シゲ！
1夜を共にした仲なのにぃっ｣






私は持っとった教科書をバサバサとその場に落とした







｢A！しっかり！｣






愛夢と桜悠がゆさゆさ私を揺さぶった







……1夜を……共にした…？







重岡は焦っとる






｢こらっ！適当なこと言うなや！
お前、そないなこと言ってもし聞かれとったらどうすんねん！｣








｢誰に聞かれんねんっ｣








横におったもう1人の女の子は、口元に手を当ててキャーキャー騒いどる






｢えーっまじ?!マジで?!｣







｢だからちゃうって！あれはそういうんやないやろ！｣






女の子はムッとしたように言い返す








｢でも1晩一緒におったんはほんまやん！
何焦ってるん？｣









1晩一緒、だとぉ？

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