Episode 5 ページ6
ふふふ、さぁ、崇めなさい！称えなさい、ひれ伏しなさい！
なんだかんだ言って、私はこういうリーダー、とか委員長、とか生徒代表、とかいう役割を気に入っている。
私はこれまで『完璧な自分』を演じてきた。
成績は常に上位10位以内には入っているし、運動も運動部のレギュラーの女子に引けを取らないぐらいにはこなせる。
もちろん、外見だって手を抜かない。
念入りに手入れをしている黒く長い髪。
日焼け止め完全装備の白い肌。
メイクもやりすぎて引かれない程度に薄く。
真面目だけが取り得の孤立した人間にならないように、どんなときも常に愛想笑い。
苛立った顔や不機嫌な顔は絶対に見せない。
相談されることがあればそれを聞き、時に仲介役になり、時にまとめ役になる。
それは、小学生の時からずっと、そして高校2年生になったこれからも変わらない。
そんなようなことを考えながら立ち上がる。
｢中間Aです。
これまで何度か委員はしてきましたが、新しい学年で不慣れなことも沢山あると思います。
クラスのために一生懸命頑張るので、ご協力よろしくお願いします｣
そしてとびきりの笑顔をとばす。
クラス中の人間の視線はあっという間に尊敬、羨望に変わる。
ぺこり、と小さくおじきをすると、周りから大きな拍手が沸いた。
ふふん、こんなものは序の口よ。
頭の中ではそんなことを考えつつも、実際は努めて礼儀正しく振る舞う私。
その様子を、ただ1人周囲とは違う目つきで観察する、重岡大毅。
この時の私はまだ気づいていない。
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ちょこ。(プロフ) - ちゃいばるさん» ホントですか？！笑 あんまり元の本と変わらないですが楽しんでもらえていたら幸いです(´▽`)ﾎｯ ありがとうございます！頑張ります(；_；) (2018年3月4日 4時) (
レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃいばる(プロフ) - たぶん、元となっている話の本、読んだことあります！というか、持ってます笑←。私もこの話好きです。これからも更新頑張ってください！ (2018年3月3日 14時) (レス) id: bc774a4884 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - Red Sさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2018年2月10日 18時) (レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
Red S(プロフ) - この話、すごく好きです！！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 16時) (レス) id: 574a581655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2018年1月27日 20時
