Episode 47 ページ48
｢中間がかわええんがあかんねん！｣
そう言って、髪の毛を思いきりわしゃわしゃ撫でられた。
｢いっ意味わからへんっ！
髪 ボサボサになるんやけど！｣
そんな事はどうでもええけど。
抱きしめられた腕に、力がこもる。
重岡は一体何を考えとるんやろう。
｢中間、俺、｣
重岡は何かを決心したみたいな顔をしとった。
｢重岡……？｣
一体何が起こっとるんやろう。
心臓の音、伝わってへんかな。
もうこのままやと、ドキドキしすぎて心臓が破裂してしまいそうや。
｢俺……｣
｢Aー？｣
｢はっはいぃぃっ！｣
公園の入口からお兄ちゃんの声が聞こえてきて、………
やっぱり私は重岡のことを突き飛ばしとった。
｢お兄ちゃん！｣
探してきてくれたんや。
お兄ちゃんの方へ駆け寄る。
｢この、アホっ！もう11時やぞ！
いきなり飛び出したら、心配するやろ！｣
お兄ちゃんはかなり怒っとった。
お兄ちゃんが本気で怒ってるのなんて、ほとんど見たことあらへん。
｢ご、ごめんなさい｣
しゅんとしてしまう。
｢いや、原因は俺のせいでもあるんやけど。心配したから｣
やっぱり優しい！
｢お兄ちゃん！ ごめんね！ ほんまごめん！｣
ひしっ！ とお兄ちゃんの手をとる。
｢ええんよ、無事やったら。ほな、帰ろか｣
｢あ、あのー｣
声をかけられて、お兄ちゃんと私はくるりと振り返る。
｢あ、重岡｣
｢お前、俺のこと完全に忘れとったやろ｣
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ちょこ。(プロフ) - ちゃいばるさん» ホントですか？！笑 あんまり元の本と変わらないですが楽しんでもらえていたら幸いです(´▽`)ﾎｯ ありがとうございます！頑張ります(；_；) (2018年3月4日 4時) (
レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃいばる(プロフ) - たぶん、元となっている話の本、読んだことあります！というか、持ってます笑←。私もこの話好きです。これからも更新頑張ってください！ (2018年3月3日 14時) (レス) id: bc774a4884 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - Red Sさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2018年2月10日 18時) (レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
Red S(プロフ) - この話、すごく好きです！！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 16時) (レス) id: 574a581655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2018年1月27日 20時
