Episode 10 ページ11
思わずこっち来んなや！と引きつった顔をしてしまいそうになり、なるべく重岡と反対の方を向く。
そんな私の様子には気付かず、重岡と愛夢達は、話を続ける。
｢どうか哀れなオイラに、弁当を恵んでくだせぇー｣
横目で見ると、しょぼん、と後に効果音がつきそうな情けない顔。
愛夢は嬉しそうに、はい！とお弁当を差し出す。
｢しゃーないなぁ｣
口ではそう言いつつも、狙ってました！という表情だ。
重岡は愛夢の弁当から玉子焼きをひょい、っとつまみ、変な声で笑う。
｢よっしゃー！マジ愛夢ちゃん天使やん！やっべえ、ほんまありがと！｣
愛夢は満足そうに重岡を見つめる。
｢よかったら私のも食べてええよ｣
桜悠もお弁当を差し出す。
｢マジ？！やっべうまそ！んー、じゃあ唐揚げもらい！…うまぁ！マジうまい！桜悠ちゃんのおかん、料理うまくね？｣
｢それ、冷食やと思うけどね笑｣
あひゃひゃひゃひゃひゃ。
アハハハハ。
3人は楽しげに笑ってる。
(1人笑い方変な人いるけど笑)
非常に和やかな光景だ。
一瞬、重岡の視線を感じた気がした。
『お前もなんか話せや』
そう思われただろうか。知ったこっちゃない。
私はそっぽを向いてレモンティーを飲んだ。
｢ごちでしたぁ！｣
重岡が顔の前で小さく両手を合わせる。
｢でも、これだけやったら足りひんやろ？どーすんの？｣
愛夢が問いかける。
｢おん、ちょっくら向かいのコンビニ行ってなんか買うてくるわ！｣
｢そーなん？ほな、なんかお菓子買うてこい！笑｣
愛夢がふざけて命令する。
｢おーけー！ほな、後で渡すな！｣
重岡はそのまま手を振って、他の男子と一緒に教室を出ていった。
愛夢と桜悠はその様子を名残惜しそうに眺めてる。
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ちょこ。(プロフ) - ちゃいばるさん» ホントですか？！笑 あんまり元の本と変わらないですが楽しんでもらえていたら幸いです(´▽`)ﾎｯ ありがとうございます！頑張ります(；_；) (2018年3月4日 4時) (
レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃいばる(プロフ) - たぶん、元となっている話の本、読んだことあります！というか、持ってます笑←。私もこの話好きです。これからも更新頑張ってください！ (2018年3月3日 14時) (レス) id: bc774a4884 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - Red Sさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2018年2月10日 18時) (レス) id: fba619e418 (このIDを非表示/違反報告)
Red S(プロフ) - この話、すごく好きです！！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 16時) (レス) id: 574a581655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2018年1月27日 20時
