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俺たちが寮に着くと、ピーターは談話室で嬉しそうにオルロックに順位を報告しているところだった。
「Aのおかげだよ！ありがとう！」
「ピーターが頑張ったんだよ！むしろ私も一緒に勉強してくれてありがとう！」
その発言で彼女は驕らない性格なのが分かる。さらに自分のことのようにピーターの順位をきゃあきゃあと喜んでいる。女のはしゃいだ声は苦手だが、当然嫌な気はしなかった。
オルロックは白い髪を高いところで一つに結び揺らしている。テンションの高い二人にリーマスが近づき、オルロックにお礼を言っている。リーマスの順位も上がったことを知ってテンションが最高潮に至ったのか、彼女はリーマスとピーターの頭を撫でまわしていた。
「ほんとにうれしい！！二人とも頑張ったねえ！！！」
彼女は珍しく赤い瞳を持っていた。その瞳が見えなくなるくらい目を細め、口を大きく開けて笑う。そんなオルロックにつられて俺の口角も自然と上がった。ジェームズも同じようで、ワイワイと騒ぐ３人を笑顔で見ていた。
「やあミズ・オルロック！！僕たちの友人が世話になったね！」
ジェームズはそういいながら３人の輪の中に入っていく。俺もそれに続いて近づいた。オルロックはジェームズの言葉に一度きょとんと目を丸くして、すぐに満面の笑みを浮かべた。
「ううん、お世話になったのは私！勉強会本当に楽しかったの！」
やはり謙虚な彼女は当然のように言い放った。その言葉を気に入ったのか、ジェームズは自己紹介を始める。俺もそれに倣って自分の名前を名乗ると、オルロックは俺たちに、さすがに知ってるよ、と眉を下げて笑っていた。
「私はA・オルロック！ジェームズもシリウスもよろしく！」
第一印象の通り、彼女はとても快活で笑顔の絶えない子だった。差し出された手をなんの躊躇もなく握り、握手した。
ここから俺と、A・オルロックの交流は始まった。
＿＿＿＿＿
ホグワーツでは始業が9月です。
本作では6月頭に学年末テストがある設定となっています。
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
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アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» ありがとうございます！長い作品ですが、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです！ (2023年1月27日 13時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - キメラ想像したらめっちゃ笑いましたwwまだ読んでいる途中ですが続きが気になって黙々と読んでいます。更新お疲れ様です、応援してます！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» つなぎ目だらけで舌を出すキメラを生み出してしまいました…wご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - フランケン・アインシュタインはおもろすぎるｗアインシュタインとフランケンシュタインは別物ですよ〜 (2023年1月25日 10時) (レス) @page8 id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - みーやんさん» ご指摘ありがとうございます！見当たる限り修正しました、ご迷惑おかけします。読んで下さりありがとうございました、これからもよろしくお願いします (2022年12月13日 0時) (レス) id: cfb2af5982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年11月26日 20時
