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入学当初、私はクィディッチに興味がなかった。
そもそも、私には目指すべき未来があったため、スポーツ観戦なんて余裕はなかったし、まともな友達が居なかった。ほとんど毎日、図書室か必要の部屋に入り浸っていた。
悪戯仕掛人の人たちが必要の部屋を見つけてしまえば、私が使うことができない。今のうちに習得できる魔法は習得しなければ、という焦燥感にいつも負われていた。
そんな生活を続けて2年生の春のことだった。学期末試験が終わって成績表が張り出される。勉強は大切だし、私的には闇払いになる予定だったため順位は11位とまずまずだった。すべての時間を勉強に費やせるわけでもないが、この順位ならかなり良いだろう。
なんて思いながら成績表を見上げていると、隣にいた女の子に話しかけられた。きれいな赤髪に、エメラルドのような透き通った瞳、ツンとした雰囲気で学年3位の頭の持ち主。そしてのちにジェームズ・ポッターと結婚してハリーを産む、リリー・エバンズだった。
「おはようA、11位なんてすごいわ！」
彼女とは大して話したことはなかったが、同室だからなのか彼女は私のことを知っていたようだった。彼女のほうがはるかに順位が上だが、私を見下している感じは少しもない。むしろ、私と仲良くなりたい、と顔に書いてあって、私は喜びのまま顔に笑顔を浮かべた。
「リリーのほうがすごいよ！3位だもん！」
同じ部屋なのにあまり話したことなかったよね！と私が続けて言えば、彼女は少しだけぽかんとした表情で固まり、すぐに安堵の表情を浮かべた。いったいなぜそんな表情になるのか疑問だったが、朝食を食べよう、と誘われたため大きく頷いてついていった。
分かってはいたけれど、リリーはすごい子だった。
両親がマグルの彼女は魔法界に入って2年目だというのに誰よりも優秀な魔女だった。当然、頭脳面でもだが、精神面で彼女は優秀だった。幼馴染であるセブルス・スネイプがスリザリンに組分けされたにもかかわらず関係を継続しようと努力している。周りからの目なんて意に介さず、彼女自身の正義を貫き通している。
私はそんなリリーが大好きだった。入学してからの2年間を取り戻すように、たくさんの時を過ごした。だから私たちが親友になるのなんてあっという間だったのだ。
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
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アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» ありがとうございます！長い作品ですが、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです！ (2023年1月27日 13時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - キメラ想像したらめっちゃ笑いましたwwまだ読んでいる途中ですが続きが気になって黙々と読んでいます。更新お疲れ様です、応援してます！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» つなぎ目だらけで舌を出すキメラを生み出してしまいました…wご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - フランケン・アインシュタインはおもろすぎるｗアインシュタインとフランケンシュタインは別物ですよ〜 (2023年1月25日 10時) (レス) @page8 id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - みーやんさん» ご指摘ありがとうございます！見当たる限り修正しました、ご迷惑おかけします。読んで下さりありがとうございました、これからもよろしくお願いします (2022年12月13日 0時) (レス) id: cfb2af5982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年11月26日 20時
