「家」 ページ14
「あー、暇すぎて死ぬ。」
『何言ってたんだこいつ』
「だって眠いしだるいもん。」
『わかるけどよー』
「この時期ってそういう風になりやすいよね。気候とかでさ。」
『お前だけかよ常識人』
え？なんでこいつらがここにいるかって？俺が聞きてーよ。そもそも遊ぶ約束してねーしなぜか勝手に人様の家でぬくぬくくつろいでいるんだよ。
くそ腹立つ。
『てか何で俺んちいるんだよ』
「え？ダメだった？」
「んー、気分」
『よし、シバくか』
「ちょちょちょ、落ち着けって！！何だよぉ機嫌わりぃなぁ。」
『誰のせいでこうなっているんでしょうねぇ！！』
「おれたちのせいかな、これは笑」
「えーだってお前んち事故物件なんだろ？幽霊とか見てヒンヤリしてーよ」
『あのなぁ、知ってるのか？お前。不動産の仕組み』
「あー、結構ややこしいやつだ」
『そーそー、ってお前も知ってたかゆう』
「いやだっておれの今住んでる家そうだし」
『マジかよ』
「あ、そうだ。お前さアイス、ある？」
『はぁ？』
「あ、だったらおれも欲しいな。」
「アイス食って涼しくなろーぜ！」
またか。そういってコイツ俺んちのアイスを食い尽くすんだよ。せっかくストックしておいたアイスを。
･･････おい待て、何で冷凍庫が開く音がしてガサガサと何かを漁っている音が聞こえてくるんだ。
「おー、あるじゃん！」
『おい。何人様の家の冷蔵庫を漁っているんだよ。そんなんだから振られるんだろ。彼女に。なぁ？あーかーねーくーんー？』
「うわぁ。人の傷口抉ってきてしかもそこに塩を塗ってくるタイプじゃん。しかもさお前が君付けしてくると嫌な予感しかしない」
コイツ･･････わかってんじゃねぇか。
「おれはこのジャ○ボで」
『お前の信用今ので一気にガタ落ちしたわ。』
「ねぇねぇ！そのこと言わないでっていったじゃーん」
『だったらアイス、返せ。』
「おーおー、だったらこれ見てからいってよ。」
『おい、何げに一口食ってるじゃねぇか』
「野郎のアイス食うの嫌だろ？」
『こいつ』
『はぁ、いいやもう。ていうかあかね早くねアイス食うの』
「えーそう？」
『そういうときこそ隠してるじゃん？お前』
「えーじゃあ言うけど
お前さっきから誰としゃべってんだよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイン - �桟鈬櫃気�» おお！正解です！ええ！？見たことあるんですか！？ええ！？うわぁキモい。無理。あかん。なんで入るんでかね。･･････そういうロマンが詰まっているのか？ (2020年5月14日 18時) (
レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - わぁぁぁ！！今回は分かった！！不審者が花子さんのふりしてたんですよね？・・・女子トイレに不審者ってｳﾜｧ 一回見たことありますよ、女子トイレから不審者。すっごい気持ち悪かったの覚えてます (2020年5月14日 18時) (レス) id: 3d3e727d76 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 謎の物体さん» え、あ！いえいえ！！こちらこそ読んでくださってありかとうございます！ いやだって、意味怖ですもんw怖くないと！怖い話結構好きなんで！どんどん怖がってください！(おい) (2020年5月5日 22時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
謎の物体(プロフ) - 企画参加ありがとうございます！読んだんですけど……ちょ、マジで怖いじゃないですか(震え声) (2020年5月5日 20時) (レス) id: afd23be113 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - レインさん» 塩買ってきます！悪霊退散！！ (2020年5月4日 11時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイン | 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2020年2月21日 21時
