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マサキくんのバイト先のレンタルショップでの面白いお客さんの話とか、変な先輩の話を聞きながら歩いてると、少し心が軽くなる。
よかった、マサキくんがいて
あのままだと家に帰れた自信がない。
立ち上がることも出来なかったかもしれない。
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家のすぐ近くのコンビニが見えた。
もう、家だ.....
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気持ち的には このままマサキくんの妹になって
マサキくんちに帰りたい....
そう出来たら、どれだけ気持ちは楽だろう。
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「マサキくん...」
”ん？”とこちら向く。
「ドラえもん、持ってる？」
マ「え？グッズかなんか？」そう笑った。
「ううん。ドラえもん、本体」
ぶぶ
吹き出した
マ「えー？ さすがに持ってなーい！Aちゃん、持ってんの？」
我ながら、訳の分からないこと言ってるなって思ったら少し笑えた。
「持ってないけど..笑」
マ「なにそれー でも、ドラえもんいたら会いたい！」
「私も。笑、どっかにドラえもんいないかな？」
マサキくんも”だね”って笑った。
..........
マ「ねぇねぇ、アイス食べない？笑」
寄り道をたくらむ小学生みたいな顔でコンビニを指さす。
「アイス？」
マ「月曜日にバイト代入ったから、お兄ちゃんがおごっちゃる！」
と親指を立てて 胸を張った。
「うん、食べたい！」
”ハーゲンダッツでもいいぞぉ”と言ったマサキくんに
”さすが、お兄ちゃん！”と笑う私。
マサキくんには簡単にお兄ちゃんって言えるのに
............
潤くんにも、こんな風に呼べる日が来るんだろうか。
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作者名：ひな | 作成日時：2014年8月20日 14時
