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「フラれた？」
にや顔で聞く。
うれしそうだ…
くそぉ
はい、フラれましたけど？
今、その事はどうでもいい…
いや、どうでも良かないけど
どーでもいい！
「なんでよ！ なんで、いつも…」
潤「泣かされんの、見たかねーの。」
はぁ？
潤「キズは浅い方がいいだろ？」
あぁ？なんだ それ。
「だからって…」
潤「泣かしていいの、俺だけだかんな。」
でた！
「ジャイアンか！実写版、ジャイアンか！」
潤「ジャイアンじゃねーし！
どちらかと言うとのび太助けるドラえもんじゃね？」
「そんな、優しいもんじゃないわ！」
……………
"上手いこと言った"みたいに ニカッと笑う。
全然…
全然、上手いこと言ってないからな！
変わらず"ふふん"って得意気だ。
はぁ……
軽くため息が出た。
…………
ダメだこりゃ…
なぜか、私が肩を落とす。
反省の「は」の字もないし、
ドラえもんの「ド」の字もない。
ジャイアンの「ジャ」の字しかない…
怒れば怒るほど 感じる敗北感。
……………
もう、いいや。
……………
トボトボと部屋に上がる。
そんな私の背中の方から
"今日は失恋パーティーだな♪"って鼻歌まじりに聞こえたけど、もう 聞こえないふりをした。
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作者名：ひな | 作成日時：2014年8月20日 14時
