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……………
私は...
受け入れられず
涙だって 流れてるのかどうかも
わからない
..........
ただ、ただ
呆然と立ち尽くす.....
...........
そんな私を真っ先に抱きしめたのは
おじいちゃんでも おばあちゃんでもとおるちゃんでもなく、
潤くんだった。
..........
透明になった私を
消えないように捕まえててくれるのは
潤くんだった。
.........
それからの事は
あまり覚えてない....
...........
お通夜や、お葬式がどこで どんな風に行われたのかも 曖昧で
学校の先生や友達、由香も来てくれたけど、
何を話したのかとか それがどこのタイミングだったとか
記憶は歪んでる。
.........
唯一、覚えてるのは潤くんがずっと隣にいて 私の手を握ってくれてた事と
おじいちゃんたちが私を引き取ると言った時
とおるちゃんが”Aは私の娘だから、私が育てる”と言ってた事。
............
これからもずっと一緒に居ていんだという気持ちと
もう、かおるちゃんは居ないんだという気持ちが同時にわいた。
............
私は生まれて初めて
大切な人を亡くした。
..........
それから、あまり笑えなくなって
気がつけば どうしようもない悲しい気持ちになって 涙が溢れた。
............
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作者名：ひな | 作成日時：2014年8月20日 14時
