【五条悟】ドSクズと何故付き合う事になったのかって話【呪術廻戦】

5.特級同士の喧嘩 ページ6

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そっからは、一気に険悪ムード。
雑魚呼ばわりされた私の怒りは白髪グラサンに向かってるけど、奴は奴で傑にガン飛ばしていた。
さっきの傑の煽りがかなり効いたみたい。



そして硝子はというと、面倒くせぇ奴来たな、って顔して、自分は関係無いというように素知らぬフリをしていた。
多分こういう状況に置いて、硝子の対応が1番正解だったと思う。



で、その後すぐに夜蛾先生がやってきて、最初のホームルーム開始。
でも私は白髪グラサン野郎を睨みつけてるし、白髪グラサン野郎は額に青筋浮かべて傑を睨んでるし、傑はどこ吹く風で、爽やかな笑顔で前を向いてるしで夜蛾先生が若干、少しは仲良くやれよと呆れていた。



「お前達……何があったかは知らないが初日から喧嘩はするなよ」

「……」

「私は喧嘩するつもりは無いですけど、隣の彼がどうだか」

「良い度胸じゃねえか表出ろや」

「君だけ行って来ればいいよ。生憎私は暇じゃないんだ」

「あ゛あ゛？！」

「……はぁ」



傑と硝子だけだったら数少ない同学年同士、仲良く平和に過ごせると思ったのに。
私はこの男と、一生仲良くなれる気がしない、というか仲良くなりたくない。
むしろ一生他人で良い人種が、数少ない同学年のうちの一人かぁ……



入学そうそう、憂鬱な気分だ。



しかも、普通の高校なら入学初日はすぐ帰れるけど、高専は特殊な学校だから入学初日から身体測定、みたいなのをがっつりやらされる訳で。



「マジでお前みたいなクソ前髪が特級なんて、なんかの間違いじゃねーの？もしかして不正した？せんせ〜！不正入学者がここに居ま〜す！」

「……身体測定、組み手とか戦闘測定とかもあるらしいからね、私は猿くんと組みたいな、口だけじゃ無い事を祈るよ」

「あ゛あ？！……上等じゃねーか、ボコボコにしてやるよクソ前髪野郎」



未だに火花バチバチの2人を尻目に、私は首を傾げて硝子を見た。



『そういえば、さっきからあのクズが言ってる特級？って、なに？』

「階級だよ、Aの生徒証にも載ってるんじゃない？まぁ簡単に言うと、どれ程強いか、みたいなやつ」



階級？
……そういやここに入る前に、そんな話もされたような。
試しに私も生徒証を見てみると、4級、と書かれていた。




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